三菱地所レジデンスは11月13日、同社と東京建物、東急、東急不動産が開発中の大規模タワーマンション「ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ」(川崎市中原区)が、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)が主催する第4回ABINC賞で優秀賞を受賞したと発表した。
同物件の計画では敷地内に約1200㎡の芝生広場「コスギコミュニティパーク」を整備し、居住者や地域住民が集い、交流できる場を創出する。生物多様性貢献面積率は 32.3%と高く、6000平方メートルを超えるまとまった緑地空間が広がる。マンションにおける生物多様性保全に向けた取り組みとして、三菱地所レジデンスが推進する「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」を導入。緑地には、高木・低木・草本といった多様な植生をバランスよく配置し、高さ10mを超える樹木も存在する。更に生物多様性の促進を目的として、敷地内に「エコロジカルガーデン」という水辺の散策路を設けた。これらの取り組みは、都市における自然との共生や地域とのつながりを生み出すものであり、今回の優秀賞受賞につながった。
同物件は鉄筋コンクリート造、地上50階地下1階建ての2棟構成で、総戸数1438 戸。竣工時期はサウス棟が2027年9月、ノース棟が2028年5月を予定している。




