相続・遺言執行者の体験談 記事一覧
相続・遺言執行者の体験談
不動産鑑定士、税理士として東京都千代田区岩本町に事務所を構える横須賀博氏。
88歳になる今も本業に、後進の指導に余念がないが、高齢社会になってブームの様相を見せる相続対策や遺言などについて、遺言執行者としての自らの体験を語った。
税理士歴50年以上、接した数多くの相続事案の中から、悔やまれる「失敗談」を中心に紹介する。事情は複雑でも、気持ちよく相続するツボがそこにある。
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相続税にかかる遺言執行者(遺産分割協議書のアドバイザー)の体験談(3) 遺言書を確たるものにするには 2文字の欠落が招いた紛争 その2
ある会社の社長が亡くなられ、葬式を済ませたある日、相続問題について相談を受けた。秘密証書による遺言書があるとのことから、所要の手続きを済ませ遺言書を手にし、相続人にその内容を開示することとした。(続く) -
相続税にかかる遺言執行者(遺産分割協議書のアドバイザー)の体験談(2) 将来のことは神のみぞ知る その1
一代で財を築いた事業家 ある会社の社長は一代で財を築き上げた筋金入りの事業家であった。そして、社長も年を重ねるごとに、相続税の見込額が多額となってきた。 子供は一男一女であり、2度の相続((続く) -
相続税にかかる遺言執行者(遺産分割協議書のアドバイザー)の体験談(1) はじめに 50年以上の経験で見えたもの
生前に自らの判断で 最近、やたらと相続税に関する講演会や信託銀行などの「相続と遺言書」についての説明会の広告が目につく。私は、不動産鑑定士としての不動産鑑定評価業務のほかに、税理士法人の業務と(続く)