林野庁はこのほど、木造住宅の新築、リフォームなど木材利用に対して商品券などと交換できるポイントを付与する「木材利用ポイント事業」の内容を公表した。
対象となる事業のうち、新築住宅については、(1)木造軸組工法、(2)丸太組工法、(3)枠組壁工法の3種類に限定。(2)と(3)については、スギ、ヒノキ、カラマツ、トドマツの国産材を主要構造材などとして過半使用する要件を設け、(1)については、(2)と(3)の樹種以外にアカマツ、クロマツ、リュウキュウマツ、アスナロといった国産材を対象に加えた。今後、輸入材など対象を拡大する可能性もある。なお、1棟当たりに付与されるポイント数は、30万ポイントに決まった。
また、内装・外装を木質化する工事の上限も30万ポイント。新築住宅の場合、基礎となる30万ポイントと内装・外装木質化の上限30万ポイントを合わせて、付与される最大ポイント数は60万ポイントとなる。