不動産市場異聞 記事一覧
不動産市場異聞
例えば空き家率13.6%など、不動産市場で常識・定説とされていることは多い。寄稿連載企画「不動産市場異聞」では、宗健氏の研究成果を含めて学術的な根拠を示しながら、その真の姿を浮き彫りにして提示していきます。
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不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学AI・ビジネス研究センター客員准教授 宗 健 第26回 自動運転と街づくり
自動車各社は、自動運転の研究を積極的に行っている。乗用車だけではなく、トラックの自動運転も研究されている。また、規制の緩い低速・近距離移動の一人乗りについては、事業化が始まろうとしている。そして、自(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第25回 住まいのIoTは普及するか
スマートキーやAIスピーカーなど様々なIoT機器が実装され始めているが、住まいのIoTは普及するのだろうか。普及するとすれば、どういった形で普及するのだろうか。そして、住まいのIoTはプラットフォームになるの(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第24回 コロナの不動産市場への影響
夏になってもコロナの感染者の増加が続いており社会の不安は高止まりしている。しかし、武漢のロックダウンから半年が経ち、ある程度今後の見通しを考えられる状況になってきたように思う。本稿では、何人かの専門(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第23回 テレワークは普通の働き方になるのか
コロナ渦の中で、「テレワーク」という働き方の変化が注目を集めている。 テレワークが普及すれば、郊外や地方でも働けるようになるという意見もあるが、テレワークは果たして、普通の働き方になるのだろうか。(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第22回 新型コロナで郊外人気は上がるのか
コロナ渦で、郊外や地方への新たな人の流れができるのではないか、とも言われているが、状況は日々変化し、将来を正確に予測することは極めて難しい。それでも、当研究所が6月中旬に全国2081人から回答を得た調査(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第21回 公営住宅廃止による住宅ストック調整
コロナ禍の影響が長期化してくると、住まいの確保は重要な社会課題になってくるが、更に長い時間軸で考えると、長期的な住宅政策を戦略的に再構築していく必要もでてくる。そのとき、公営住宅をどうするのかは重要(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第20回 家賃滞納の主な原因は所得ではない
コロナ渦で家賃滞納に対する社会的関心が高まっているが、そもそも家賃滞納はなぜ起きるのだろうか。一般的に家賃滞納が起きる原因は所得が主な原因だと考えられており、店舗などへの家賃補助や住居確保給付金が制(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第19回 日本の借家人保護は強すぎるのか?
コロナ渦で事業用不動産への家賃補助制度の創設が予定され、住宅確保給付金もコロナによる収入減少が対象となるなど、家賃に対する関心が急速に高まっている。こうした政策は、事業や生活の最も基本的な基盤である(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第18回 企業規模とIT・DX戦略
IT・AI・DXへの取り組みは、企業の将来に大きな影響を及ぼす。不動産業界も例外ではなく、個別のサービスを提供する不動産テック企業と、それを利用する不動産会社が様々な取り組みを進めている。しかし、その戦略(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第17回 IT・DXのために必要な人材像
さまざまな業界でITやDXへの取り組みが加速しているが、人材の不足も指摘されている。不動産業界も例外ではなく、IT・DXを推進する人材の確保は急務になっている。しかし、そうした人材はどこにいて、どのように処(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第16回 不動産テックの概況と課題
スタートアップを含む様々な企業が不動産テックに取り組んでいるが、GAFAのような存在感を発揮する成功例はいまだ見られない。その背景には、不動産領域のビジネスとしての特殊性と個人情報保護法を中心とする(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第15回 AIは不動産業界の黒船か
この4月に、DX推進室といった組織を新たに作った企業もあるだろう。不動産業界では様々な不動産テックサービスが生まれており、不動産業界もAIによって大きく変わるとされている。 しかし、ほんとうにAIは、(続く) -
不動産市場異聞第14回 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗健 住まいが持つ3つの価値
先日、首都圏の新築マンションの平均価格が8300万円を超えバブル期を上回ったというニュースが流れた。これは、新築マンションの販売が減っている中で、港区などの高価格物件の発売が集中したためで、急に暴騰した(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗 健 第13回 イオン・タワマンは悪か
多くの地方の街で商店街が衰退して久しく、イオンに代表されるショッピングモールが人々の集まる場になっている(筆者の知り合いも、特に用がなくても休日には何となくショッピングモールに行くことがあるという)。(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗健 第12回 教育投資としての居住地選択
AIによって今後、多くの仕事が消えて無くなる、という報道を聞いたことがあるだろうか。こうした報道は、13年にオックスフォード大学のオズボーン准教授とフレイ博士が発表した論文が元になっている。実はこの論文(続く) -
不動産市場異聞 第11回 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗健 所得による居住地の分断
日本社会が1億総中流社会と呼ばれたのは、高度成長期からバブル崩壊までの間で、最近では〝格差〟が問題になっている。それでも、所得格差の指標として使われる「ジニ係数」を見ると、先進国の中で日本の所得格差(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗 健 第10回 住みここちと人口移動
地方創生が叫ばれ、東京一極集中の抑制が課題となっている。東京の大学の定員の抑制や、CCRCのような施設を地方に整備することで移住を促すなど様々な取り組みがなされている。しかし、そうした政策で、はたして実(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗健 第9回 住みここちを決める因子
「いい部屋ネット街の住みここちランキング」では、全国ランキング以外にも、様々な地域の街(駅)の住みここちを測定している。街の住みここちとはいったいどのような因子で決まるのだろうか。 街の評価では、(続く) -
不動産市場異聞第8回 住みたい街と住みここち 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗健
住みたい街ランキングには、SUUMO・長谷工アーベスト・いい部屋ネット・ホームズなど、複数の調査がある。首都圏で言えば、最も有名で影響力が大きいのはSUUMOで、最も古く調査方法も変更されておらず、結果にバイ(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所 麗澤大学客員准教授 宗健 第7回住宅は始末され始めている
9月に発表された住宅・土地統計調査(住調)の基本集計結果では、空き家率はほぼ横ばいだったが、実は調査開始以来、始めて県レベルでの住宅ストックの減少が起きている。 13年の結果でも、東日本大震災の影響(続く)