日本の中古流通 未来像 記事一覧
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日本の中古流通 未来像 〈情報ストックシステム〉 物件探し、査定の根拠説明時に活用 仲介コンサルの〝武器〟に
国土交通省が開発を進めてきた「不動産関係情報ストックシステム」が、今年からいよいよ稼働する。同省は4月以降、オープンデータ(注)の取り組みに積極的な横浜市と協働し、試行運用を始める予定。改良を重ねつつ(続く) -
日本の中古流通 未来像 インスペクション編(2) 「専任受託時に提案」広がる 市場への浸透待つ時期
外壁に刻まれた、1本のひび。ベランダで検査員が幅を測り、触ったりのぞき込んだりして状態を確かめる。内部に深く入り込んでいる心配はないようだ。 今秋のとある平日、神奈川県内にあるマンションの1住戸での(続く) -
日本の中古流通 未来像 インスペクション編(1) 保証が〝安心の持続〟に寄与 何度でも中古市場へ
ガイドライン策定へ 国土交通省が、インスペクション(建物診断・検査)の普及に向けて動き出した。年度末を目途にガイドラインを策定する方針。記載事項を議論する検討会の第1回を、27日に開催する(2面に関連記事)(続く) -
日本の中古流通 未来像 情報整備編(4) 売主から引き出す情報 〝出し方〟に工夫の余地
例えば近くに高速道路があれば、それを切り口に音の問題を聞く。そのうち『週末は、バイクの音が少々うるさい』といったことを話してくれるという。自身のやり方を踏まえて、「やり取りを通じ情報を引き出すこ(続く) -
日本の中古流通 未来像 情報整備編(3) まず知りたいのは建物のこと 売主の協力どう得るか
価格の妥当性を測る指標として、成約情報の提供のあり方が重視されている。これについて、一般消費者の現状認識はどうか。 提供の仕組みには、国土交通省による『不動産取引価格情報提供制度』がある。前(続く) -
日本の中古流通 未来像 情報整備編(2) 成約情報の一般提供 充実図るには法の壁も
中古流通に関する情報を集約し、消費者へ適切に提供していく――。国土交通省が設置した研究会が、中間取りまとめで示した方針だ。一方で現状はどうか。現在、日本の不動産情報体系の中核となっているのは、業者(続く) -
日本の中古流通 未来像 情報整備編(1) レインズと「情報ストック」2本柱 〝長期戦〟覚悟の改革構想
中古市場の活性化に向けた議論では、『情報の非対称性』という言葉がよく登場する。物件や成約価格に関する情報の保有量に事業者側と消費者側との間で差があり、それが流通を妨げる一因になっているという見方(続く)