造る未来 記事一覧
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造る 未来 業界刷新への提案 日本人の感性と美学に訴える家を (10)
〝お試し居住〟のススメ 中古住宅市場活性化策の一つとして、最初の半年か1年は定期借家権付き賃貸住宅として借りて、気に入ったら購入するという取引方法を加えたらどうだろうか。いわば〝お試し居住〟だ。(続く) -
造る 未来 (9) 賃貸に住む贅沢 自分だけの暮らしを実現
中古住宅を購入して、自分の好みに合うように改造・改装して住む人が増えているのは、〝自分だけの暮らし〟を実現したいというニーズが高まっているからだ。そうした自分らしい住まい、自分だけの暮らしを実現する(続く) -
造る 未来 (8) 生産緑地と長寿化問題 先を読めば、やるべきことが見えてくる
現在から未来を展望すると過去の延長線上になってしまうが、来るべき未来に大胆な仮説を立て、その未来から現在を眺めれば、今やるべきことが見えてくる。 例えば〝22年問題〟として騒がれている生産緑地の大量(続く) -
造る 未来 (7) 仲介業を高度化する 今のままで、いいはずがない
メガバンクが地方での住宅ローンから撤退する動きが始まった。これまで住宅ローンは焦げ付きが少ない安定した収益源と見られていたが、低金利と物件価格の下落で手間はかかるが利幅が薄い〝薄利多売〟の〝やっかい(続く) -
造る 未来 (6) 賃貸は〝仮住まい〟を超えるか 定期借家権導入が鍵に
我が国の賃貸住宅市場は今、微妙な段階に差しかかっている。相続税強化を背景に15年度から約2年間増加し続けた貸家着工戸数が、17年6月からは前年比減少に転じている。要因は金融機関がアパート融資に慎重になりは(続く) -
造る 未来 (5) 見えない市場に挑戦 何を造るべきかを展望
連載冒頭で「未来は展望するのではなく創造するものである」と書いたが、未来に向け何を造っていくべきかという〝展望〟は必要だ。例えば、これからはどんな住まいを供給していくべきかといった議論がビジネスにつ(続く) -
造る 未来 (4) 10年後の不動産業 「予測は当たらない」と考える
埼玉宅協が主催 人口減少や高齢化で地域の衰退が懸念される中、埼玉県宅地建物取引業協会(内山俊夫会長)は、そうした不安な未来に立ち向かう画期的なイベントを実施した。1月30日と31日のまる2日間にわたった「不(続く) -
造る未来 親子で事業承継 (3) 地域の将来に責任を持つ
増える廃業? 中小企業庁によると、今後10年間に70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、そのうち約半数の127万社(日本企業全体の3分の1)が後継者未定となっている(図参照)。こうした現(続く) -
造る 未来 (2) 殺伐化するAI社会 単身世帯が常識となるその時
今は、一人暮らしが標準世帯となっている(全世帯の33%で第2位の「夫婦と子」世帯の27%を6ポイントも上回っている)。といっても、親元を離れて世帯を構え始める若者が増えているわけではない。むしろ若者の数は減少(続く) -
造る 未来 (1) 賃貸市場に吹く風 カスタマイズの最高峰へ
国内需要を対象にした産業は、画一型商品の大量生産・大量販売時代が終わり、多品種・少量生産型のビジネスモデルに移行しつつある。住宅業界では持ち家中古市場で、いち早くそうした動きが始まっている。膨大なス(続く)