日本不動産研究所 地価で見る全国の都市 記事一覧
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日本不動産研究所<第30回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 福井市賑わいを取り戻した駅西口地区 官民連携で「美のまち」推進
空き店舗率が改善 福井市内で最もJR福井駅に近く、商業集積の高い西口の商店街、中央1丁目の空き店舗率が現在、前年比で4.4%改善し、賑わいを取り戻しつつある。この地区の状況について解説する。 「福井市中心(続く) -
日本不動産研究所<第29回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 岐阜県八百津町 杉原千畝を世界に発信 人権と平和で徐々に成果
地価は長期下落傾向 八百津町は岐阜県の南東部に位置する人口約1万2千、約8割を山林が占める山間の町である。歴史的には木曽川の水運を生かした川港として発展してきた。豊かな自然に恵まれた地方都市として、県内(続く) -
日本不動産研究所<第28回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 静岡市回復軌道にある中心部のオフィス 県内一の需要、賃料も強気
DI値は大きく改善 「静岡オフィスDI」(日本不動産研究所静岡支所・浜松支所で調査)は、14(平成26)年7月に調査を開始したオフィス市場に特化したDI調査(主な調査内容は、現在時点と半年前、半年後の空室率・賃料の(続く) -
日本不動産研究所<第27回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 浜松市 中心部のオフィス市場が回復傾向 BCP対応で賃料水準安定
オフィスDI調査 日本不動産研究所静岡支所・浜松支所は14年7月から、オフィス市場に特化したDI調査「静岡オフィスDI」を実施。静岡駅、浜松駅から概ね徒歩圏内のオフィスビル(延べ床面積3000m2以上)を所有している(続く) -
日本不動産研究所<第26回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 名古屋市 開発が集中する名古屋駅周辺 オフィス大量供給も吸収か
27年にはリニア新幹線 中部地方最大のターミナル駅である名古屋駅はJR東海道新幹線と在来線、地下鉄2線、あおなみ線が乗り入れるほか、名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅も隣接している。更に27年にはリニア中央新幹線の(続く) -
日本不動産研究所<第25回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 三重県津市 津自慢を発信する活性化「提言書」 地に足着いた取り組み
四日市とは対照的 津駅前にある商業地の市内最高価格地(公示地津5-3)の地価は12年以降、小幅な下落傾向にあるなど、県中部に位置する津市の商業地の地価は弱含みである。これに対し、近鉄四日市駅前にある商業地の(続く) -
日本不動産研究所<第24回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 滋賀県草津市 人口増加が続く第二の都市 若い世代に評価が高い街
6年で人口1万人増 草津市は、大津市に次ぐ県下第二の都市で、人口は約13万人である。09年に12万人を突破し、約6年で1万人増えた。滋賀県は元々、京都府、大阪府のベッドタウンとして人口が増加傾向にあったが、昨(続く) -
日本不動産研究所<第23回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 京都市 大胆な3つのまちづくり政策 観光と暮らし両立図る
地価上昇傾向が拡大 「京都でホテルの予約をとるのは困難である」ということが共通の認識になりつつある。若者が使う「超」という文字をつけてもおかしくないほど宿泊客が殺到している。宿泊の需要があればあるほ(続く) -
日本不動産研究所<第22回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 大阪市増える訪日外国人客で経済効果 心斎橋、難波の地価にも
訪日外国人客(インバウンド)が近年大幅に増えている。今年になっても勢いは衰えず、6月末時点で既に913万人となり、半期ベースで過去最高を更新している。 前年比伸び率は92% 特に、大阪府が非常に増加しており(続く) -
日本不動産研究所<第21回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 兵庫県姫路市 進む姫路駅周辺地区整備事業 「白鷺城」も活気を後押し
キャスティ21エリア JR山陽本線姫路駅北口を出ると大手前通りの先に姫路市のシンボルである姫路城を望むことができる。郊外大型店舗などの台頭による商圏の分散化により、姫路駅北口周辺は長きにわたって地価の下(続く) -
日本不動産研究所<第20回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 奈良県大和高田市 繊維産業を支えた町の取り組み 「商都たかだ」の復活目指す
商業施設跡地を再生 大和高田市は古くから難波、大和、伊勢の交通の要衝として栄え、商業、工業、行政機能などの集積した奈良県中南和地域の中核をなす商業都市として発展してきた。しかし、地場産業である繊維産(続く) -
日本不動産研究所<第19回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 和歌山県岩出市 注目される人口増加都市 通勤可能で地価が割安
和歌山市北東に隣接 地方における人口減少は、日本の大きな社会問題である。和歌山県でも人口は減少傾向にあり、県人口は過去20年間で約11万人減少し、11年には近畿圏内で初めて100万人を割り込んだ。そんな中で県(続く) -
日本不動産研究所<第18回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 鳥取県倉吉市 観光客増を目指し基本計画 駅周辺と打吹地区を軸に
地価の下落は縮小 倉吉市は、人口約5万人で、鳥取県中央部に位置し、中部圏域の拠点として古くより産業経済、文化、行政等の中心として発展した県内第三の都市である。倉吉市の中心市街地は、駅周辺地区と打吹地区(続く) -
日本不動産研究所<第17回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 松江市約403ヘクタールを対象に活性化計画推進 「暮らしやすさ」総合1位に
橋北地区と橋南地区 松江市は、島根県の県庁所在地で人口は約20万5千人。宍道湖と中海をつなぐ大橋川の南北に広がる市域は、同川を境として橋北地区と橋南地区に大きく区分される。 市では、JR松江駅から殿町に(続く) -
日本不動産研究所<第16回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 岡山市都市機能の集約と更新を推進中 大型商業効果をどう生かす
新幹線開通で駅前集積 岡山駅周辺は、72年の山陽新幹線の新大阪-岡山開通を契機に岡山地下街整備、岡山高島屋進出により施設の集積が急速に進み、従来の表町中心から2極化時代へ変化を遂げた。地価公示制度が73年(続く) -
日本不動産研究所<第15回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 広島市 新都心整備が進むJR広島駅周辺地区 B、Cブロックは16年竣工へ
楕円形の都心づくり 広島市は、広島の陸の玄関口であるJR広島駅周辺地区と百貨店を中心に専門店、商店街が集積する中四国地方随一の商業地域である紙屋町・八丁堀地区を、都心東西の核と位置づけ「楕円形の都心づ(続く) -
日本不動産研究所<第14回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 山口県 地価と逆相関関係にある観光地の希少価値 下落幅日本海側で大きく
白狐伝説と楊貴妃 今年7月、明治日本の産業革命遺産として山口県では萩の萩反射炉・大板山たたら製鉄跡地・恵比須ヶ鼻造船所跡・萩城下町・松下村塾が世界遺産に登録された。その少し前、今年春には山口県の県庁所(続く) -
日本不動産研究所<第13回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 徳島市商業地の未来予想図に大きな転機 新たな〝巨人〟にどう対応
「新町商店街の廃れ方がこれほどまでとは」。県外から来た仕事関係者がほぼ決まって口にする台詞である。 商業地攻防の歴史 徳島市において市街地活性化とは、一つは旧来からの商店街である新町商店街地区(続く) -
日本不動産研究所<第12回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 高松市 第2期活性化基本計画を推進 「丸亀町」軸に波及図る
商店街独自の魅力を 高松市では、「第2期高松市中心市街地活性化基本計画」を策定し、13年6月28日付で内閣総理大臣の認定を受けた。この中心市街地活性化の基本コンセプトである「にぎわい・回遊性・豊かな暮らし(続く) -
日本不動産研究所<第11回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 松山市3地区一体で活性化事業を推進 都心商業地、6年ぶり上昇
人が集う笑顔のお城下 松山市は中心市街地活性化基本計画において、次のような事業を推進している。 都心地区では、今夏オープンの「アエル松山」の整備事業、まちなか子育て市民交流事業、松山アーバンデザイン(続く)