国土交通省の調査によると、2010年度下半期の建築物リフォーム、リニューアル工事の受注高は前年同期比9.3%増の4兆1782億円だった。うち、住宅に関わる工事が前年同期比7.2%増の1兆6256億円、非住宅建築物に関わる工事が同10.6%増の2兆5526億円だった。
工事目的別に件数を見ると、住宅、非住宅とも劣化や壊れた部位の更新や修繕が最多。住宅では全体の65%、非住宅でも全体の57%を占めた。また、住宅に関わる工事の件数で更新や修繕に続いたのが、省エネルギー対策。前年同期比では、26.8%増加した。一方、非住宅で更新や修繕に続いたのが、防災・防犯・安全性向上。前年同期比42.0%増だった。