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古民家の耐震性向上へ 「古民家鑑定士」試験に耐震診断新方式導入 

 200年住宅再生ネットワーク機構(東京都新宿区)は2012年度から、職業技能振興会認定資格の「古民家鑑定士」と「伝統資財施工士」に早稲田式動的耐震診断を導入する。同診断に関連する知識を、試験問題に含む方針だ。
 古民家の耐震性を確保し、安全な住宅として普及させる狙い。伝統工法で施工された古民家で適切な耐震改修工事がなされず、存続できなかったり工事費が高額化したりする事例が少なくない現状を踏まえた対応だという。
 詳細は、2月24日に角筈区民ホール(東京都新宿区西新宿4-33-7)で開催予定のグリーン建築推進協議会(東京都新宿区)全国大会で発表する。当日は、同診断を開発した毎熊輝記・元早稲田大学理工学部教授が講演する。
 なお、現時点での資格保有者数は古民家鑑定士が3182人、伝統資財施工士が455人。
(http://www.g-cpc.org/)