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ポラスが新宿区で分譲マンション販売

  ポラスグループの中央住宅は10月下旬から、「ライフピア新宿中落合」(東京都新宿区、総戸数72戸)の販売を開始する。西武新宿線下落合駅(徒歩4分)、都営大江戸線中井駅(同9分)、JR高田馬場駅(同15分)などが利用できる都心型分譲マンション。 

 郊外型戸建て住宅が主力のポラスグループだが、マンション事業もこれまでに約2500戸の分譲実績を持つ。若年世代、リタイア世代共に住宅ユーザーの都心居住志向が強まってきていることから、「今後は徐々に都心での分譲戸数を増やしていきたい」(中央住宅マンションディビジョン責任者の佐藤公義氏)としている。

 同社のマンションづくりのコンセプトについて佐藤氏は「創り手の自分たちが住みたいと思うマンション。マンションらしくないマンション。戸建て住宅が集合したようなマンション」と率直な思いを語る。

 具体的には(1)可能な限り間取りタイプを増やし、戸建て感覚で住戸を選べるようにする(2)スキップフロア(1階住戸)を採用するなどして、平面的になりやすいマンション室内に立体感を持たせる(3)ライトコートで共用部に光を取り入れ開放感を持たせる――など様々な工夫をしている。

 「新宿中落合」は独立した3棟構成になるため、このライトコートが6カ所もあり、一段と明るさに満ちた共用空間となっている。また、独立性の強い角住戸が33戸もあるのも特徴だ。一方、中住戸で間口が広くとれるタイプには、ポラスオリジナルで実用新案取得の「ピアキッチン」が採用されている。これは対面キッチンのカウンターとダイニングテーブルが一体化したもの。家族が自然に集える雰囲気があり、独立したテーブルを置かなくても済むので、リビングを広く使うことができる。

 予定販売価格は2LDK(専有面積60平方メートル弱)が3600万円台から、3LDK(同60~70平方メートル台)が4400万円台などとなっている。