東京セキスイハイムは11月8日、首都圏の1都4県(東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨、一部離島地域除く)で環境配慮と子育ての後押しを両立する戸建て住宅「T(Tokyo)」シリーズの第2弾を発売した。
同シリーズは東京都の「環境性能向上支援事業」を活用 し、積水化学工業住宅カンパニーと共同開発し、昨年11月に初弾を発売。年間500棟の目標に対し、9月末時点までの11カ月で販売棟数は既に892棟に上る。
第2弾は、今年10月の新商品「新スマートパワーステーションプラス」や、木質系商品「グランツーユー」にも展開するなど、対象商品を拡充。大型物件の建て替えや二世帯検討者層、木質系志向層などにも新たに照準を当てた。
「グランツーユー」への展開に当たっては、フラット屋根と比べ太陽光発電システム(PV)の大容量化が難しい傾斜屋根において、庇を延長することで屋根を大型化する新技術を開発。最大PV容量をフラット屋根系住宅と同等の12.95キロワットまで積載可能とし、延べ112㎡のモデルプランで5.55キロワットから7.40キロワットの約30%拡大した。
また、標準搭載しているオリジナルの大容量蓄電池「e―PocketGREEN」は最新モデルを採用。サイズを変えず、従来の12キロワット時から13.2キロワット時に容量を10%拡大することで、軽量化と大容量化を同時に実現した。
更にPVで発電した電力を家庭用電力に変換するパワーコンディショナー1台に接続可能なPV容量を12.95キロワットと、従来から25%拡大。メンテナンスや初期費用などのコスト削減を図った。
年間900棟の販売を目指す。