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住まい・暮らし・文化
不動産業 リノベ宣言 ~地域からの発想~ (10) 未来住建 ユーザーの健康と人生設計考える
愛知県安城市にある未来住建の沓名照行社長は、「家は住んでからが大事」と言う。看板商品の定期借地権付き分譲マンション「スターターマンション」の建築現場に「もう、ローンに縛られるだけのマンションはやめよう」というユニークな看板を立て、地域の話題になったこともある。せっかく家を購入してもローンの支払いに追われていたら豊かな暮らしとは言えないからだ。今は「ようこそ空気のおいしい住まいへ」をスローガンにしている。新建材から出る化学物質などで家の空気が汚れていたら、最も大切な〝健康〟を損ないかねない。現在、スターターマンションには同社が開発したマイナスイオンで健康をサポートする、KTバス(風呂)とKTパネル(壁)が標準装備されている。「健康に暮らす大切さ、心地よさを一人でも多くの人に実感してもらいたい」との願いから、昨年12月に竣工した新社屋には、そのマイナスイオン効果を実感できる体感コーナーが設けられている。 (取材協力=公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会・不動産総合研究所)