三井不動産は5月14日、21年3月期連結業績を公表した。新型コロナの影響が断続的に発生したことから、増収減益となった。売上高は過去最高を更新。国内住宅分譲やオフィス賃貸が好調だったが、商業施設やホテル・リゾート施設の休館。貸し駐車場の稼働低下により利益が大幅に減少した。
22年3月期の見通しについては、緊急事態宣言やまん延防止措置による施設来館者の減少・稼働率の低下、一部施設の休館などの影響を受けている。年度を通じて新型コロナの影響が残る前提での予測値で、増収増益を見込んでいる。
三井不動産
決 算 21年3月
売上高 2兆75億円 (5.3%)
営業利益 2,037億円 (△27.4%)
経常利益 1,688億円 (△34.7%)
当期利益 1,295億円 (△29.6%)
予 想 22年3月
売上高 2兆1,500億円 (7.1%)
営業利益 2,300億円 (12.9%)
経常利益 2,050億円 (21.4%)
当期利益 1,600億円 (23.5%)