TOTOは4月28日、22年3月期の連結業績を公表した。それによると、二桁の増収増益で、売上高、営業利益、経常利益は過去最高となった。そのほか、節水や節電に貢献する「サステナブルプロダクツ」の商品構成比が21年度に7割に達した。清田徳明社長は、「より快適な環境に優しい商品を開発し、長期で比率を高めていく」と話した。
セグメント別では、グローバル住設事業について、日本は原材料価格高騰などがあったものの販売好調で利益は横ばい、海外は中国大陸事業、アジア事業、米州事業のいずれも増収増益だった。新領域事業は、セラミック事業が半導体以上の需要増により増収増益となった。
23年3月期の業績予想は原材料価格の高騰は継続するものの、下期にかけて国内での価格改定効果、中国不動産市況の回復、半導体市場の需要継続などにより、増収増益を計画する。
TOTO
決 算 22年3月
売上高 6,452億円 (11.7%)
営業利益 521億円 (31.6%)
経常利益 568億円 (38.6%)
当期利益 401億円 (48.8%)
予 想 23年3月
売上高 7,100億円 (10.0%)
営業利益 540億円 (3.5%)
経常利益 550億円 (△3.3%)
当期利益 415億円 (3.4%)