アルヒは5月10日、オンラインで決算説明会を開催した。今年度は、住宅ローン市場で、預金増を背景とした銀行による積極的な貸し出しが行われた一方で、フラット35市場は、新型コロナウイルス感染症の長期化による就業不安や物件価格の高騰などから利用顧客層の購入見送りなどの影響が見られた。そのため、新規融資実行件数が前年比で17.5%減となった。
債権管理回収業務が同14.0%増、保険関連業務が同25.2%増などその他業務が同71.1%増加した一方、融資実行業務が同14.5%減少、ファイナンス業務が10.7%減少したことで、その結果、営業収益は同6.1%減の251億円となった。また、当期利益についても同マイナス18.4%となり、減収減益となった。
今後は昨年中期経営計画で発表した「住み替えカンパニー」事業を更に充実していくと共に住宅ローン市場においては、FC店舗・直営店を統括する支社による地域密着型マーケティングの確立・強化に加え、ネット銀行の変動金利商品の拡販および新商品の展開などを積極的に行う。
アルヒ
決 算 22年3月
営業収益 251億円 (△6.1%)
税引前利益 61億円 (△20.6%)
当期利益 42億円 (△18.4%)
当期純利益 42億円 (△18.1%)
予 想 23年3月
営業収益 277億円 (10.0%)
税引前利益 63億円 (2.4%)
当期利益 43億円 (1.8%)
当期純利益 43億円 (1.4%)