決算

完工予想上振れ着地 子会社も生産性向上 東建コーポ24年4月期 決算

 東建コーポレーションの24年4月期の通期決算は、完工高が予想を上回り、増収増益で着地した。

 建設事業では、売上高1314億8600万円(前期比6.6%増)、営業利益53億9600万円(同209.3%増)を計上。単体での総受注高も1646億7700万円(同11.7%増)と堅調に推移した。前年度における受注高の増加に加え、利益面でも下半期は価格改定後の物件の完工によって改善傾向が見られた。

 また、子会社の住設建材総合メーカー「ナスラック」における製造工場の生産性向上に伴う総利益率の改善や、水回り製品を中心とした外販売上高の増加も業績に寄与した。

 不動産賃貸事業は、仲介業務支援システムの改修や不動産会社の情報ネットワーク構築による仲介競争力の強化などが奏功し、年度末の入居率は98.9%と高い入居率を維持した。その結果、売上高2071億5600万円(前期比2.7%増)、営業利益145億700万円(同0.1%増)と堅調に推移した。

東建コーポレーション

決 算 24年4月期

売上高 3,408億円 (7.6%)

営業利益 130億円 (33.9%)

経常利益 134億円 (32.9%)

当期利益 89億円 (70.7%)

予 想 25年4月

売上高 3,604億円 (5.8%)

営業利益 141億円 (8.7%)

経常利益 144億円 (8.1%)

当期利益 97億円 (8.5%)

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