決算

全ビジネス増収増益 通期売上高4兆円へ 積水ハ25年1月期第2四半期決算

 積水ハウスの25年1月期第2四半期連結業績は、4つのビジネス全てが増収増益で着地。売上高・営業利益は過去最高を更新した。通期計画を6月の前回予想から売上高1250億円増(前回発表時比3.2%増)、営業利益200億円増(同6.7%増)、経常利益150億円増(同5.5%増)にそれぞれ上方修正した。

 主力の請負型ビジネスは建築・土木事業における大型工事が良好に進ちょく。売上高6479億円(前年同期比4.7%増)、営業利益664億円(同2.0%増)の増収増益。戸建て住宅事業は、若干減収したものの、高付加価値提案の継続で営業利益率が9.0%(同0.9ポイント増)に改善した結果、売上高2306億円(同0.4%減)・営業利益207億円(同10.3%増)で着地した。

 リフォームや賃貸管理などのストック型ビジネスは売上高4357億円(同6.4%増)、営業利益420億円(同9.7%増)で着地。開発型ビジネスは売上高3026億円(同21.3%増)、営業利益397億円(同15.9%増)を計上。マンションは増収減益だったものの、販売・引き渡し共に順調に進ちょく。仲介・不動産事業と都市再開発事業は共に増収増益で着地。6月に決定した分譲マンション「グランドメゾン国立富士見通り」の事業中止によって、営業外で約10億円の損失を計上した。

 海外事業は売上高4846億円(同140.3%増)、営業利益302億円(同142.4%増)で着地。MDC社の連結化を始め、既存ビルダーの成長や賃貸住宅開発事業での物件売却の進ちょくなど、米国事業が大幅な業績拡大に寄与した。一方、豪州はマンションの引き渡し時期が影響し減収だった。

積水ハウス

決 算 25年1月第2四半期

売上高 1兆8,591億円 (27.1%)

営業利益 1,571億円 (25.8%)

経常利益 1,471億円 (17.5%)

当期利益 1,229億円 (33.0%)

予 想 25年1月

売上高 4兆円 (28.7%)

営業利益 3,200億円 (18.1%)

経常利益 2,880億円 (7.4%)

当期利益 2,090億円 (3.3%)

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