決算

決算 受注棟数減もストック伸長で減収も増益 積水化学工業住宅C24年度中間

 積水化学工業住宅カンパニーの24年3月期第2四半期決算は減収増益だった。前期の新築住宅事業の受注棟数減少の影響を受けた。一方、固定棟単価の上昇や新築住宅事業の収益性強化策、固定費削減などが奏功。また、リフォームや不動産などのストック事業の売上高が伸長し、前回の第1四半期時点の見通しを上回り着地した。

 受注面は、新築住宅事業では受注棟数が前年同期を上回ったものの、全体では前年同期並みにとどまった。リフォーム事業では、営業人員の拡充や大型改装の拡販により、前年同期を上回った。

 施策面では、新築住宅事業では、各エリアのニーズに応じた商品開発や販売戦略と共に、収益性強化策を推進。リフォーム事業などの成長領域への人員シフトを進め、営業体制強化を進めた。

 下期は、売上棟数は前年並みにとどまる見通しであるものの、ストック事業とまちづくり事業の拡大による増収増益を見込む。引き続き収益性強化策を遂行すると共に、新築におけるエリア別所品戦略を強化。リフォームは提案強化による受注伸長や外販に注力する方針だ。

積水化学工業住宅C

決 算 25年3月第2四半期

売上高 2,537億円 (△4.2%)

営業利益 146億円 (12.3%)

経常利益 --億円 (--%)

当期利益 --億円 (--%)

予 想 25年3月

売上高 5,267億円 (△0.6%)

営業利益 311億円 (12.3%)

経常利益 --億円 (--%)

当期利益 --億円 (--%)

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