決算

決算 麻布台ヒルズなど貢献過去最高の増収増益に 森ビル、25年3月期中間期

 森ビルの25年3月期第2四半期(中間期)決算は、昨年開業の「虎ノ門ヒルズステーションタワー」の賃貸収益、「麻布台ヒルズ」の賃貸収益や住宅分譲益が貢献し、増収増益となった。売上高、営業利益、経常利益が、中間期としては過去最高を更新した。

 セグメント別の売上高は、賃貸1159億円(前年同期906億円)、分譲594億円(同79億円)、施設営業231億円(同151億円)、海外133億円(同145億円)。

 「施設営業部門は、新たなホテルの開業やインバウンド増により好調。海外部門の減収は、中国の経済状況や為替の影響によるもの」(小坂雄一常務執行役員)。

 通期の業績予想に変更はなく、「麻布台ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズステーションタワー」の通期稼働により、期初の想定通り、営業収益、営業利益、経常利益が過去最高を更新する見込みだ。

 建築費高騰に対しては、商品価値を上げることで担保していくとしている。

森ビル

決 算 25年3月第2四半期

売上高 2,087億円 (66.6%)

営業利益 525億円 (186.2%)

経常利益 500億円 (190.0%)

当期利益 335億円 (144.4%)

予 想 25年3月

売上高 3,770億円 (4.6%)

営業利益 790億円 (1.0%)

経常利益 720億円 (0.3%)

当期利益 510億円 (△13.5%)

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