決算

東京建物、24年12月期業績 過去最高を更新 分譲マンション牽引

 東京建物は2月12日、24年12月期連結業績を発表した。分譲マンションの売り上げ、粗利益が増加したこと等で増収増益だった。政策保有株式を売却したことに伴う利益を計上したことで親会社株主に帰属する当期純利益が前期比46.1%増の大幅増益。営業収益、営業利益、事業利益、経常利益は過去最高を更新、親会社株主に帰属する当期純利益は9期連続で増益を達成した。

 セグメント別でみると、ビル事業は、投資家向け物件売却による売り上げ、粗利益の増加等で増収増益。

 住宅事業も増収増益。分譲マンション計上戸数は1711戸(前期1058戸)、戸当たり単価は 9215 万円(同7942万円)、粗利益率は29.0%(同33.4%)となった。

 アセットサービス事業は投資家向け物件売却の減少等により減収減益、その他事業はも前期に保育事業及び人材派遣事業の運営子会社株式を譲渡したこと、海外事業における持分法投資利益が減少したこと等で減収減益となった。

 25 年12月期は、ビル・住宅・アセットサービスの各事業セグメントの投資家向け物件売却の売り上げ、粗利益の増加等で、営業収益、営業利益、事業利益、経常利益は過去最高を更新する見通し。

東京建物

決 算 24年12月

営業収益 4,637億円 (23.3%)

営業利益 796億円 (13.0%)

経常利益 717億円 (3.2%)

当期利益 658億円 (46.1%)

予 想 25年12月

営業収益 5,030億円 (8.5%)

営業利益 860億円 (7.9%)

経常利益 740億円 (3.2%)

当期利益 550億円 (△16.5%)

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