決算

中間期は赤字決算不動産売買・仲介は増収 土屋HD25年10月期

 土屋ホールディングスの25年度中間決算は、住宅事業における非住宅物件などの反動減やリフォーム事業での受注残減少の影響で減収したものの、戸建て住宅の引き渡し棟数の増加や不動産売買仲介事業での増収を受け、売上高総利益の増益を確保した。営業利益以下の各段階利益の赤字幅を縮小し、収益改善を進めた。

 住宅事業は、売上高76億8200万円(前年同期比2.1%減)、営業損失6億7500万円(前年同期は営業損失6億7500万円)を計上。規格・注文住宅の販売が増加し、売上総利益率が改善し、赤字幅が縮小。一方で、非住宅分野における前年の反動によって減収した。受注残高は前年並みで推移した。

 リフォーム事業は、売上高13億2000万円(前年同期比14.7%減)、営業損失2億4800万円(前年同期は営業損失1億7000万円)で着地。前期末における受注残高の減少が減収や赤字幅の拡大に影響した。

 不動産事業は売上高36億6300万円(前年同期比2.8%減)、営業利益2億1300万円(同253.4%増)の減収増益で着地。前年の分譲マンションの供給の反動などが減収につながった一方、不動産売買や仲介が堅調に推移し、利益率の改善につながった。なお、賃貸事業は、売上高2億3900万円(同3.0%減)、営業利益3700万円(同8.8%減)の減収減益だった。

土屋ホールディングス

決 算 25年10月第2四半期

売上高 126億円 (△4.7%)

営業利益 △8億円 (――)

経常利益 △8億円 (――)

当期利益 △6億円 (――)

予 想 25年10月

売上高 350億円 (5.2%)

営業利益 5億円 (279.1%)

経常利益 5億円 (210.8%)

当期利益 4億円 (△36.7%)

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