社説「住宅新報の提言」

18年連続でグッドデザイン賞を受賞 ミサワホーム

 ミサワホームは10月2日、18年連続でグッドデザイン賞を受賞したと発表した。

 今回、木質系住宅「GENIUS Link-Age with kids」が建築・環境デザイン部門、「涼風制御システム」(商品デザイン部門)が同賞を受賞したことにより、18年連続となった。これにより、通算35商品・62住宅部品・2施設で同賞を受賞したことになる。

 また、今回「GENIUS 蔵のある家」がロングライフデザイン賞を受賞した。ロングライフデザイン賞は、グッドデザイン賞選定後、10年経過した商品で、現在も製造・販売されているものを対象とし、再度審査を行い決定される。「GENIUS 蔵のある家」は、96年にグランプリを受賞した後も順調に売上を伸ばし、「蔵タイプ」は同社受注の4割占めている。

【今週の視点】
 先頃、グッドデザイン大賞が発表され、トヨタ自動車のiQ(アイキュー)が選ばれた。ミサワホームは惜しくも大賞を逃した。iQは、環境負荷の軽減や省エネルギーに寄与するということで選ばれたようだ。
 ミサワホームが受賞した企画住宅は、子育て応援をコンセプトとしているもので、子供を意識した間取りや動線が売りのようだ。
 その時代のニーズが商品づくりに大きく関係していることが、受賞作品から見えてくる。