不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜 記事一覧
不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜
賃貸業を営む坂口有吉さんが業務に役立つヒントをちりばめながら日常の出来事を綴ります。
人情深い坂口さんは、不動産業者に対する世間の評価が不当に低いこと受け、「日々の努力も知ってほしい」と、そんな願いを込めています。
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紙上ブログ 不動産屋の独り言 796 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 同業者から受けた気遣い 厚意に感謝するばかり
駅前の銀行に行く途中、同業者のMさんから電話があった。「Kアパートの101号室、畳の表替えは終わっていますかね。近くまで来ているから見てきましょうか」と言う。それは大変ありがたい。というのも、その物件は(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 795 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ある入居者への恩 退去後も義理を返していく
昔、当社の管理物件に入居していた大手家電メーカーA社に勤める家族。数年後の退去時にトラブルが起きた。原因は家主C氏が偏屈で、「壁紙も畳もクリーニング代も、全部入居者に請求して払ってもらってくれ」と言う(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 794 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 泣く泣く縁を切ることにした業者 腕は良くても致命的欠陥で
30年近く付き合っているリフォーム業者のK氏。小さな仕事でも快く飛んで行ってくれる。仕事の出来も悪くはないので重宝して依頼していたが、致命的な欠陥があった。それは、こちらから電話しても出られなかったと(続く) -
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 793 度重なる滞納で壊れた信頼関係 今さら手遅れではないか
当社が家賃管理をするアパートに、毎月家賃が遅れる男性がいる。何度も督促して、やっと月の半ば過ぎに振り込んでくる。電話しても用件が分かっているから出ないし、着信記録が残っているはずだが折り返しもない。(続く) -
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 792 支払いが滞る入居者の母 払えない訳がないはずなのに
当社の管理マンションに若い男性が入居している。引きこもりで定職に就いていない。家賃は保育園で園長をする母親が払っているが、よく滞る。1年のうち、月末までに翌月分が振り込まれるのは4回ほど。8回は当月の(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 791 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 短期入居を希望する高齢女性 見事な住まい方に感激
短期貸し物件を専門に紹介する業者から、当社の募集物件に問い合わせが入った。「住宅の建て替えをする半年間だけ借りたいのです。お客様が高齢で、それだと審査が通らないでしょうから半年分の家賃を前金で支払い(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 790 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 明日は我が身か、身につまされる話 訪問者からまさかのお願い
店番をしていたらドアが開く気配。ふと見ると、高齢男性が立っていた。年齢からして生活保護のお客さんかなと思って、「いらっしゃいませ」と言うと、返答はなく、椅子に座ってバッグの中をごそごそと探し始めた。(続く) -
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 789 劣化した照明器具の交換で 費用負担はどちらがすべきか
隣町のアパートで一人暮らしをしている高齢男性が更新契約に来て、こんなことを言う。「部屋の照明器具が急につかなくなって、台所の明かりでしのいでいた。不便なので近所の電器屋に見てもらうと、『これは蛍光管(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 788 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 爆音響かせる厄介な借主 他人の迷惑など知ろうともせず
当社管理の店舗を借りている中年男性。車は外車のクラシックカー、バイクは1970年製のハーレーダビッドソンを所有している。このバイクの音がたまらない。エンジンを始動させると商店街に「バリバリバリガリガリガ(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 787 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 あまりにも無責任な入居者 偽りの報告をした挙げ句
当社が管理する多摩郊外のテラスハウスに住む60歳女性。その部屋はペット可物件で、本来は犬か猫どちらか1匹のみ可能。ただ、既に猫を2匹飼っていて、入居に際して「どちらか処分してくれ」とも言えず、家主が「2(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~786 坂口有吉 玄関ドアに差し込まれたままの鍵 高齢入居者、うっかりミスが増え
当社から遠くない賃貸アパートに高齢女性Cさんが一人で暮らしている。80代半ばだが、しっかりしていて、私と約束したことも覚えているし、過去の様々なトラブルの経緯も間違いなく人に説明できるのだが、こんな怖(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~ 785 若い営業マンに思う 会社都合でかわいそう
以前から当社に営業電話を掛けてきた会社が、「一度営業マンを伺わせて、詳しく説明したい」と電話してきた。店のウインドーに貼ってある広告の電飾会社。当社が借りている店舗は近々貸主が建て替える予定で、新し(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~784 こんな家主は少ない 義理堅い付き合いに頭が下がる
当社が管理する物件の家主Aさん。一人住まいの高齢の姉が亡くなり、そのマンションが空いたので貸し出すことになった。元々は分譲マンションの一室だが、物件は最寄り駅徒歩15分。交通も買い物の便もあまり良くな(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~783 友人として引っ越し立ち会いに同席 事業者の対応に感嘆して
当社で中古住宅を購入してくれた夫婦。今まで21年間暮らしたアパートを退去することになり、奥さんから「私は別の用で出掛けているので、引っ越し立ち会いは主人に頼んだのだけれど、初めての経験なので心細いんだ(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 782 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 不思議に思える生活福祉課の対応 ルールの厳しさ、誰のために
当社の管理物件に入居している女性Aさんから電話が掛かってきた。40歳前後のまじめな人だが心を病んでいて普通に働くことができない。ゆくゆくは生活保護を申請するつもりで部屋を探していたら、一人暮らしの家賃(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~781 家賃遅れの入居者対応がきっかけ 家主との〝良縁〟に発展
当社の管理物件に、家賃が遅れる入居者がいる。当社で家賃管理はしていないが、遅れるたびに家主から「オタクから請求して頂けないか」と依頼を受ける。入居者の職業は不動産会社で、賃貸がメインの仕事だ。それで(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~780 珍しく期限前にくれた連絡 でも、その対応は難しく
4年前に多摩地域のアパートに入居した夫婦のご主人から電話があった。「すみません。今月は仕事がなくて月末に家賃が払えそうもありません。どうしたら良いか、ご了承頂けるか、相談させて頂きたい」とのこと。私(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 779 中古住宅売買の瑕疵担保責任に思う 引き渡し後1週間は適切か
当社で中古住宅を購入した客の話。ローンも通り売主側の不動産業者に契約に行き、一通り説明を受けて、「瑕疵担保責任の期限は引き渡しから1週間」となっていたが、建物の中のリフォームに気を取られて、その時は(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 777 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 激安アパートに申込みも 客の豹変ぶりに恐怖感じる
当社で一番賃料が安い風呂なしアパートに他社から申し込みが入った。その際、即入居物件なのに「家賃発生は月末からでよいか」「損害保険の仕事をしているから、保険は自分で掛けてはダメか」など質問を受けた。月(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 776 茶道に特化したアパートを探して まさかの共通点に驚き
当社で2度ほど部屋を借りてくれた女性Sさんがいる。茶道をたしなんでいて、和室がある部屋を希望。昨今は2DKでも二間ともフローリングになっていたりして、なかなか茶道に向いた和室がある部屋はない。だが、1年近(続く)