東京スカイツリーのお膝元である曳舟駅周辺は、01年から大規模再開発が始まり、今や高層ビルが立ち並ぶ都 市へと変貌を遂げた。
約11・2ヘクタールヘクタールにも及ぶ再開発区域は都内でも屈指の規模を誇り、商業施設も充実。都営浅草 線直通の東武亀戸線曳舟駅(徒歩4分)、東京メトロ半蔵門線直通の京成押上線京成曳舟駅(徒歩3分)の2路線が使える利便性から、住みや すい都心の街として人気を博している。
現在「最後の大型物件」として建設中の「アトラスタワー曳舟」は、同区域内に「マーク・ゼロワン曳舟タ ワー&レジデンス」(07年竣工)、「マークフロントタワー」(12年竣工)を手掛けた旭化成不動産レジデンスと、首都圏不燃建築公社が 事業主だ。
モデルルームを見学してまず感じるのは、天井の高さ。階高は3メートル以上、天井高は2550センチを確保 した。
また、間取りも秀逸。2タイプ用意されたうち57m2の中住戸でも、各居室はすべて外側に向けて開口部があ る。つまり、廊下側を向いた開口部や「行燈部屋」がないのだ。
これは、タワーの形状がほぼきれいな正方形であるために、中住戸であってもスパンが広くとれた結果。廊下は 極力小さく、ちょっとしたスペースには収納を設けるなど、すべてのプランにおいて間取りの「収まり」がいい。
再開発ならではの利便性、スケールに加え、快適な居住性を追求したプランは、ハウスメーカー旭化成の面目躍 如といったところだ。SI工法が採用されていることも付け加えておきたい。
物件規模は地上28階地下1階建て。50~80m2台で価格は3500~6200万円台(第1期2次)。竣 工は15年9月末を予定している。