注目のマンション

注目のマンション 第13回 新日鉄興和不動産 「ハミングテラス」

 JR山手線の日暮里駅から荒川を渡り、埼玉との県境「見沼代親水公園」駅まで真っすぐに北へと走る日暮里・舎人ライナーが開業したのは08年。「陸の孤島」とも揶揄(やゆ)された荒川区舎人地区は、大規模マンションや商業施設が次々に計画され、今沿線を中心に活気づいている。

 中でも「駅から徒歩15m」という驚くべき近さと、70m2・3LDKが2700万円という価格で人気を博している物件がある。新日鉄興和不動産の「ハミングテラス」だ。

 最寄駅は高野(こうや)駅。総戸数102戸のうち、11月の第1期販売30戸が即日完売。購入者の評価ポイントは駅近、JR山手線西日暮里駅まで7分の利便性、価格の安さ、周辺に公園が多い、などだった。

 駅のまさに目の前にある建設地は、きれいに区画整理された3方角地。近隣商業地域と第一種住居地域が敷地内に混在するため、15階・6階・2階建ての3棟で構成されており、98%が南向きの住戸となっている。

 また、設備・仕様やプランをセレクトし、有償のものは住宅ローンに組み込むことができる「ワンズセレクトシステム」を採用。さらに、高圧一括受電や消費電力の「見える化」などを盛り込んで、経済産業省の「スマートマンション導入加速化推進事業」にも採択されている。

 しかし、何よりポイントが高いのはやはり近さと安さで、「23区内の3LDKで、無理せず買える価格」と、20~30代の子育て世代を中心に来場者が後を絶たない。今後沿線の人口流入はますます進むと見られ、街の将来性にも期待できる。アドレスやブランドにこだわらず、合理的に職住近接を適えるには最適な物件だ。