アベノミクスの影響等により、２０１２年１２月の政権交代以降、不動産価格が上昇しているのは誰もが知るところです。収益物件も同じ。もともとの値上がり基調に海外からの爆買いも加わり、都内を中心に物件価格は上昇し、利回りは低下する傾向が続いています。
不動産投資の情報サイトを運営している「健美家」では、毎月、新規に登録される収益不動産の物件数、価格、利回りを集計・公表しています。そのデータをみると、２０１６年５月に登録された一棟マンションの利回りは、２００６年７月以来、１０年ぶりに７％台へと低下しました。区分マンション、一棟アパートも同様で、底は依然として見えない状況です。
しかし、成功する投資家は、どんな市況の中にもチャンスを見つけるもの。現在の市場で、コンスタントに買付を入れている投資家たちは、どんな物件に注目しているのでしょう。
健美家でコラムを連載中の投資家・徳田文彦さんは、次の３点をあげています。
① ローンを使える物件（低金利を活用する）
② 長くつきあえる立地（市況が崩れた時に価格が下がりやすい場所を避ける）
③ グロス額の小さな物件（価格が下がっても損失が小さいもの）
上昇基調が続く場合も、ピークアウトに向かう場合も、「どちらに転んでも致命傷を負わないやり方」のひとつとして、参考になるのではないでしょうか。長期戦の不動産投資では、「負けない」ことが大切。先の見えない今、攻めと守りのバランスのよさが、勝ち残るための秘訣といえるのかもしれません。
健美家（ けんびや ）は、国内最大級の不動産投資専門サイトです。 収益物件の紹介、著名な不動産投資家によるコラム、全国の大家さん のブログ (日記) 集、セミナー等の様々な情報を提供しています。 ⇒https://www.kenbiya.com/
