不動産学の魅力 明海大学不動産学部 記事一覧
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不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第19回 不動産学博士課程の講義 法制度や事例の議論で理解深く
博士課程でも、学部と比べるとかなり少ないが講義がある。ただ、講義の位置付けは異なる。博士論文をまとめるための支援という意味合いが強いという特徴がある。教授と学生が一つのテーマについてお互いに調べてき(続く) -
不動産学の魅力 沖縄に開業したコンドテル 観光と不動産が融合 将来性に期待 明海大学 不動産学部 第18回
24年4月、出身地の沖縄県に東急グループの新ブランドとなるコンドミニアムホテル「STORYLINE 瀬長島」(写真)が開業した。コンドミニアムは分譲マンションのことで、コンドミニアムホテル(以下、コンドテル)は、ホテ(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第17回 千葉県木更津市の新旧街区 旧公民館を2地区交流の拠点に
千葉県木更津市中島地区にある旧金田公民館(写真)を調査した。中島地区、並びに隣接する金田地区はアクアラインの千葉県側着岸地点に位置する。中島地区は古い町だが、金田地区はアクアライン開通や、それに伴う大(続く) -
不動産学の魅力 都市再生「天神ビッグバン」 テナント移転用に容積率緩和 明海大学 不動産学部 第16回
福岡市の都心が変わっていく。 「天神ビッグバン」は、規制緩和による都心の古いオフィスビルの再開発を促し、都心に変化をもたらしている。福岡市は2015年2月から、中心部の天神地区で築年が古いオフィスビ(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第15回 ESG投資と不動産 ZEH賃貸の普及・浸透に課題
現在、世界的にESG投資が推進されている。ESG投資とは、リスク管理を向上させ、持続可能で長期的なリターンを上げる目的で、投資の意思決定に環境(Environment)、社会(Society)、ガバナンス(Governance)の要素を組(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第14 回 悪化するヒートアイランド 都市緑化政策の活用を推進
都内を昼頃、訪れた時に尋常ではない暑さを覚えた。本来の気温から来る暑さはもちろんだが、それ以上に体感温度は高く感じ、その原因はアスファルトの地表面から来るものだと感じた。その頃、ちょうど履修をしてい(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第13回 義務化された相続登記 情報周知し意識変革を促す
これまで不動産について学んだ中でも特に興味を抱いたのは、登記という制度である。この日本にある土地と建物は本来、登記がなされているはずである。登記とはいわば土地の戸籍のようなもので、その土地や建物の所(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第12回 プログラムで伝建地区研究 屋根が街の統一感を表現
千葉県香取市佐原の小野川周辺は、伝統的建造物群保存地区(以下、伝建地区)に指定されている。伝建地区は、歴史ある街並みを保存する地域であり、江戸時代の街並みが残されているのが特徴的だ。保存地区内の新たな(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第11回 ホテルの多彩な戦略 不動産価値向上に期待
いつも電車からそれとなくホテルを見ていた。改めて外観を眺めると、大きな四角い建物は、周りの景観に馴染んだ程よい高さと、シンプルで落ち着いた外装で安心感を与える。また周りを囲む道路には木々が生えており(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第10回 中古住宅評価の日米比較 価値を上げるリフォーム
私がゼミ論で取り組んだのは「なぜ米国では中古物件に人気があるのか」という問いだ。日本では経年劣化のため中古物件の価値は新築に比べて低い。対して米国では中古物件でも価値が下がらず、むしろ上がることもあ(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第9回 公民連携の公園経営 コンセプトはサードプレイス
以前から気になっていた東京都豊島区の南池袋公園(写真)を訪れた。 日曜の午後、公園でくつろぐ人の多さに驚いた。素敵な芝生とおしゃれなカフェレストランが特徴的な公園で、芝生にそのまま座る人、寝そべる(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第7回 不動産と「FIRE」族 カギを握る〝社会的信用〟
近年よく耳にする言葉として、「FIRE」族という言葉がある。「FIRE」とは〝Financial Independence,Retire Early〟の略で、日本語にすると「経済的な自立と早期の退職(リタイア)」の意味となる。若いうちに所得の(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第6回 大学生の金融リテラシー 金融・資産形成教育を深化
「博士」の学位を目指し社会人大学院生として、不動産を活用した老後生活の安定に関する研究を行っている。人生の三大支出の中でも老後資金対策は、日本人共通の課題であることは言うまでもない。少子高齢化により(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第5回 凍結された都市計画事業 評価高い柔軟な土地利用
都市計画道路は都市の骨格道路で、都市計画法の都市施設として都市計画決定され、事業認可を経て整備する。都市計画道路でも用地取得は困難で、事業は長期化する。代表例は東京環状二号線で、1946年の決定以降、計画(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第4回 賃貸管理会社の魅力 困り事を解決するパートナー
ゼミ活動で賃貸不動産管理会社を訪問した。大学で不動産学全般を学んでいるが、管理会社にはあまり関心が向かなかった。将来は不動産有効活用や都市開発など大きな仕事をしてみたいと考えていた。賃貸管理は、建物(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第3回 米国の不動産事情 宅建士を中立な専門家へ
大学の海外研修でハワイを訪問し、アメリカの不動産事情について学ぶ機会を得た。その際、アメリカでは売主・買主双方に専門家であるエージェントが入り、契約をする仕組みになっていると聞いた。それぞれのエージ(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第2回 マイナス金利政策解除 賃金上昇と景気回復で活況
今年3月、日本銀行(以下、日銀)からマイナス金利政策解除という特大発表があった。超低金利政策として知られるこの政策は、景気や物価を押し上げる目的で1999年2月より始まったゼロ金利政策が続くなか、2016年1月(続く) -
不動産学の魅力 まちづくりに必要なもの 〝幸福度〟重視の成長管理型 明海大学 不動産学部 第1回
学生たちの視点と発見 学生たちの視点と発見 学生たちの視点と発見 ゼミの研究として、通常のディベロッパーの街づくりとは異なるビジネスモデルを展開している千葉県のユーカリが丘における開発の歴史や(続く)