不動産学の魅力 明海大学不動産学部 記事一覧
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不動産学の魅力 旧公民館利活用の提案 コミュニティ形成を意識 明海大学 不動産学部 第41回
大学の授業の一環で千葉県木更津市にある今は使われていない旧金田公民館の利活用について検討を行った。 旧公民館は旧耐震の建物である。耐震性に問題はないとの調査結果がでているが、外壁や屋根の劣化が激(続く) -
不動産学の魅力 クリエーティブな街並み 都市はグラフィティを許容できる 明海大学 不動産学部 第40回
グラフィティは悪である。グラフィティは、壁や歩道などの公共の場所にスプレーやスケッチされた、言葉、イニシャル、イラストなどであり、つまり「落書き」のこと。それは自分の名前やメッセージなどを街中に記す(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第39回 富士山周辺は開発制限が多い 自然保護とのバランスが重要
富士箱根伊豆国立公園は静岡、山梨、神奈川、東京にまたがり、公園面積は12万1755ヘクタール。富士山地域、箱根地域、伊豆半島地域、伊豆諸島地域があり、富士山地域には観光や登山の拠点として様々な施設がある。(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第38回 アクアライン開通後を分析 交通利便性と住宅市場の変化
近年、地方都市では、鉄道の駅前の重要性が相対的に低下しており、郊外に商業施設などが集積する結果、住宅地も郊外に広がっている。この動きがよく分かるのが木更津市である。2009年に社会実験として実施されたア(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第37回 ヴァーティカルガーデンシティ 長年にわたって愛される都市づくり
再開発コーディネーター協会主催の麻布台ヒルズ視察会に参加した。日本一高いビルのふもとには広大な緑地があり、都心にいながら自然豊かな空間を楽しむことができ、非常に居心地の良い空気があった。視察を通じて(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第36回 繋がりを意識した再開発 より良い「東京」を実現
先日、再開発コーディネーター協会主催による、学生対象の『麻布台ヒルズ』の視察会に参加した。再開発エリアは、「我善坊谷」と呼ばれる谷地で坂道が多い土地だった。そこには、細分化された土地に住居や商店、ビ(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第35回 ドミトリー型セーフティネット住宅 居住サポート住宅の新提案
大学のゼミの授業で学生寮事業を展開する企業を訪問し、寮を見学する機会を得た。寮は家具付きの個室で、管理人が常駐し、管理栄養士による食事も提供される。ダイニングルームやランドリールームなど、共用施設も(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第34回 色彩で高める長屋の魅力 長屋に大きな価値を創出
生活を送るために最低限必要な衣食住のうち、「住」は住宅を指す。普通、住宅と聞けば戸建て・マンション・アパートをイメージする。 しかし、日本にはもう一つ「長屋」という形式が存在する。横に長い建物を壁で(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第33回 コンパクトシティの実現に向けて 地域住民の負担に注意が必要
コンパクトシティ政策は、都市に付加価値をつけていくことで、都市の持続可能性や効率性を高めるアプローチとして注目されている。我が国の地方都市では、人口増加時代に広がった市街地で人口減少が進み、現在は低(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第32回 価格高騰解決の難しさと共に ハワイ独自の建築工法を知る
9月上旬に、ハワイ・オアフ島で約1週間の研修を受け、住宅価格高騰とその解決の難しさ、「ハワイならではの建物」について、関心を持った。 ハワイはアメリカ全州と比較しても他を寄せ付けないほど住宅価格が(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第31回 風力発電所建設と環境アセスメント 適切な環境アセスメントの実施を
道路や鉄道、飛行場やダム建設のように、環境に大きな影響を与える可能性のある大規模な開発事業では環境アセスメントが不可欠である。 環境アセスメント(環境影響評価)は、環境に著しい影響を及ぼす可能性のある(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第30回 戦災復興の建物を今の時代に リノベーションで現代に生かす
ゼミ活動で静岡市営住宅の羽衣団地を見学した。現存最古の戦後公営アパートのひとつとなっている。 このアパートの設計は、着工された1948(昭和23)年にちなんで「48型」と呼ばれている。築75年のアパートであ(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第29回 ハワイが抱える不動産の課題 住宅不足の解決案にも課題多く
9月上旬に海外研修として、ハワイ州のオアフ島に一週間滞在した。そこで、ハワイが観光地として繫栄していく一方で、深刻な問題の数々に直面していることを痛感した。 そうした問題の一つに住宅価格の高さが(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第28回 持続可能な不動産業 不動産事業承継の課題解決へ
祖父が不動産会社を経営しており、不動産会社による事業承継について学ぶため大学院生として、研究を行っている。 近年の日本では、事業承継が円滑にできず廃業するケースが増えていており、社会的注目が高ま(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第27回 米国の既存住宅の魅力 日米の価値観の違い大きく
米国では中古住宅(Used house)を既存住宅(Existing house)と呼ぶのが一般的だと授業で学んだ。このような、日本との呼び名の違いは、住宅に関する哲学の違いを表しているのではないか。 米国では、既存住宅市(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第26回 「ZEH住宅」の急成長 日常生活から脱炭素化に貢献
大学の講義中に「持続可能な住宅」という言葉を聞いて、持続可能な住宅とはどのようなものなのか気になり、更に「ZEH住宅」というものを知った。ZEH住宅にすることで電力を節約、電力を蓄えられるというところに興(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第25回 区分所有マンション登記の変遷 専有部分と敷地権を一体登記に
日本は欧米と違い土地と建物は別の不動産であり、土地と建物は別々に登記される。しかし、マンション、すなわち区分所有建物については、土地と建物が一体的に登記される。 現在、私はマンション管理士の資格(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第24回 木更津・久津間団地跡地の活用 コミュニティ形成に小商い
私は現在、大学での研究の一環として、千葉県木更津市にある久津間団地跡地の利活用方法を3名の学生と共に検討している。 初めて対象地を訪れた際は、閑散とした印象を受けた。対象地は住宅街の最奥部かつ自(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第23回 まちの景観と用途地域の関係性 まちへの想いが景観をつくる
千葉県浦安市内の3つの用途地域がもたらすまちの景観について考えたい。 美浜地区の商業地域における基準地価(7月1日時点)の上昇率は18.4%と市内で最も高い。当該地域には、地区計画とともに建築協定がある。(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第22回 新型コロナと建築物の換気 平時から必要な空気の質の改善
2020年、新型コロナウイルスのパンデミックが発生したことにより、日本国内においても建築物の使用に際しては窓を開けて換気を行う「自然換気」が奨励された。現在、新型コロナは5類感染症に移行されており、それ(続く)