古民家宿の物語 日本全国リノベーション 記事一覧
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古民家宿の物語 日本全国リノベーション 84 埼玉県秩父市「民宿すぎの子」(上) 築300年合掌造りの藁葺屋根
現存する庄屋の家 昔の世界がそのまま残る「民宿すぎの子」は、敷地に一歩足を踏み入れるだけで別世界へと誘う。築300年の合掌造りの藁葺屋根の家で、江戸時代のころは庄屋の家として栄え、地元でも有名な家柄(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 83 神奈川県葉山町「古民家宿港の灯り」(下) 地域活性化への新たな展望
宿泊業から横展開 代表の恵さんは、古民家宿の運営の難しさを語る。「24時間対応が求められることが、宿泊業の最も大変な点です。お客様が滞在中は夜中でも緊急対応が必要になる場合があり、オフの時間を持つの(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 82 神奈川県葉山町「古民家宿港の灯り」(中) クラファン活用とDIYでコスト抑え
レトロさを大切に 「港の灯り」にはクラウドファンディングを活用して必要な資金も確保した。大工のオーナーとの協力関係で、あたかも自宅を修繕するかのように手作業で進められた。結果、低コストで他店舗の改(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 81 神奈川県葉山町「古民家宿港の灯り」(上) 老大工からの提案で挑戦
地元を世界に発信したい 代表の恵さんは、海外での生活経験を持ち、また地元にも愛着があったことから、ローカルとグローバルの市場を繋げる役割を担い、これを実現するために起業に踏み切った。古民家宿で外国(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 80 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(下) 近隣の魅力と掛け合わせ可能性を追求
「なまはげ」になる 猿田さんは、地元に戻ってからは、少しずつ地域の活動に参加するようになったが、当初は仕事が忙しく、地元の行事にはほとんど参加できなかった。しかし、宿やカフェを開業したことで、逆に(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 79 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(中) ロケーションや外観を生かす
カフェが人気スポットに スタッフが不在の中での初めての飲食店経営は困難が多く、助言に従って良かったと猿田さんは振り返る。そして現在では「この雰囲気がいい」と客から高い評価を得ていて、結果として成功(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 78 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(上) Uターンして地域の伝統を守り再生へ
雪国の重厚な建物 海沿いの幹線道路から 内陸に入り、森を抜けると、広々とした田畑の風景が目の前に広がる。その一角にたたずむのが、今回の宿だ。宿の代表、猿田真さんの曾祖父が1952(昭和27)年に建てたこの(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 77 千葉県「南房総天神郷の宿 昊 昊―Sora―」(下) モニター宿泊で意見集め創意工夫
クラファンで目標達成 古民家宿は、200m2の平屋建てで、24年5月に民泊の申請が受理された。6月中旬からクラウドファンディングを開始し、モニター宿泊の役割を果たす体験希望者を募集。宿泊後、アンケートに協(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 76 千葉県「南房総天神郷の宿 昊 昊―Sora―」(中) 補助金採択でスピードアップ
事業再構築補助金に応募 どのような機能が顧客に喜ばれるかを検討し、目指すべき方向性が徐々に見えてきた。そして、古民家のリノベーションを得意とする設計事務所に依頼することにした。 さて、同時進行(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 75 千葉県「南房総天神郷の宿 昊 昊―Sora―」(上) 地元の建設会社が自社企画で参入
過疎化が進む山間部 「伊予ヶ岳」を望む場所に、古民家宿が今年開業した。手掛けているのは、地元の建設会社・戸倉商店だ。宿泊業への初の挑戦となった。普段は地元で住宅設備工事やリフォームを手掛けており、(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション(74)埼玉県ときがわ町「トカイナカハウス」(下) 親子合宿で地域の魅力伝える
豊かな体験が豊かな作文に 今年のゴールデンウィークには、合宿参加の親子に近くの川でやっているカヌー教室を紹介した。2キロ半の川を下っていくコースに午前中参加。最初はカヌーができなかったが、徐々に進(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (73)埼玉県ときがわ町「トカイナカハウス」(中) かつての職人の暮らしの場
伝統建築の美が特徴 かつてはときがわ町には宿坊も多かったそうだ。古くから職人の暮らしがあった場所なのだろう。「トカイナカハウス」の場から垣間見える。 ちなみにトカイナカハウスの古民家を建てた大(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション(72)埼玉県ときがわ町「トカイナカハウス」(上) 地方創生の拠点求めたどり着く
都会に近い田舎 ときがわ町は、埼玉県の中央部にあり、里山ののどかな風景が広がっている。小高い山々を望み、自然が近い印象だ。7月上旬にはホタル鑑賞もできるという。ときがわ町の唯一の駅、八高線の明覚駅(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション(71)島根県大田市「湯るり」(下) 料理人呼び込む仕組み作りも
温泉津の可能性を広げる 「湯るり」が順調に稼働したことで、その後、近江さんは2軒目の宿「HISOM 日祖(ひそむ ひそ)」という一棟貸しの宿を立ち上げることにした。17年に農泊の補助金があり、事業計画書をし(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション(70)島根県大田市「湯るり」(中) デザイン性で女性客を引き付ける
従前の内装生かし演出 寝室のある2階へ通されて、襖を開けると赤い柱と間接照明に驚いた。外観とのギャップがあるからだ。館内全体にデザイン性が高い印象だ。 オーナーの近江さんに聞くと、以前空き家だ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション(69)島根県大田市「湯るり」(上) 地域に貢献するゲストハウスに
寂れた温泉町へ オーナーの近江雅子さんによると、最初は宿をやるつもりがまったくなかったそうだ。東京で夫婦と子供と暮らしていたが、13年の3月末に夫が温泉津の寺を継ぐことになり一緒に戻ってきた。それ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション(68)秋田県仙北市「和のゐ角館」(下) 小さな窓を逆手にデザイン
武士の世界観を再現 施工会社と相談しながら、内装を昔ながらのイメージを残すように作っていったそうだ。古いからこそ、その魅力を邪魔しない配慮がある。刀や鎧兜、さらに籠が置いてあり、すべて武士が暮らし(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション(67)秋田県仙北市「和のゐ角館」(上) 武家屋敷の一角で蔵の宿
宿泊しない観光地 車で武家屋敷通りに入ると、昔ながらの建物が並び、タイムスリップしたような風情になる。桜のシーズンには多くの観光客がやって来る。しかし、残念ながら、宿泊せずに他の町へと急いで移動す(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (66)神奈川県葉山町「The Bath&Bed Hayama」(下) フォーマット生かし全国展開へ
コロナ禍も稼働率を維持 エンジョイワークスは、コロナ禍での葉山での土蔵の宿の営業を心配したが、結果として、稼働を落とさなかったと福田代表。一棟貸しというスタイルが、他人との接触機会を減らし安心感を(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (65) 神奈川県葉山町「The Bath&Bed Hayama」(中) 誰もが関われる仕組みづくり
オーナーに参加を了承された「葉山芸術祭」とは、地域のイベントで、家をギャラリーや演奏会場として開放するなど、個人も参加するユニークなアートフェスだ。葉山には、キュレーターやアーティストが暮らしている(続く)