古民家宿の物語 日本全国リノベーション 記事一覧
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古民家宿の物語 日本全国リノベーション (41) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(中) レトロな雰囲気残すことを優先
古さを価値に オーナーの高田さんは、レトロな雰囲気を大事にしたいと古民家を購入した。この場所を気に入った理由の一つに、建物入口のアーケードをあげた。かつては近隣にたくさんあり、にぎわっていたアーケ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (40) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(上) 洋館が多い観光地に古民家宿が誕生
業態転換で民泊開始 函館では、大火が多かったので、現存する建物の大半は、昭和初期の建物が中心だ。古民家宿の「えびすまち高田屋」も、大火を経た建物だという。ところで宿のある一角は、江戸時代には豪商の(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (39) 長野県辰野町「なないろ畑」(下) 明確な役割分担で力を結集
自家製米を提供 チームなないろによる宿の運営は、飯田さんが調理担当とお留守番担当をしている。おかみさんとしてこの地区に暮らしているので、駆けつけがすぐにできる。エアビーアンドビーのレビューも飯田さ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (38) 長野県辰野町「なないろ畑」(中) 地元の木材を床材や燃料に活用
畑の土地改良から チームなないろの一人、鎌仲さんは、自身の映画制作会社を辰野町に持ってくることにした。映画制作は継続しつつ、農業、さらに古民家の再生という3足のわらじを履くことを決意したそうだ。そ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (37) 長野県辰野町「なないろ畑」(上) 自然栽培の農業法人が移転をきっかけに
空き家バンクを活用 今回紹介するのは、辰野町の空き家バンク1号案件となった古民家だ。現在は、古民家宿として宿泊もできる。 当時、購入したのは、神奈川県にあるシェア型で運営している農業法人「なな(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (36) 島根県邑南町「日貫一日」(下) 日貫地区、集落全体でのおもてなし
地域内にフロント機能 日貫一日は、一軒の古民家宿ではなく、集落をまるごと宿と見立てており、その一つが安田邸だ。大阪の設計士もコンセプト決めから関わり、17年に建物のリノベーションを開始した。翌年の工(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (35) 島根県邑南町「日貫一日」(中) 集落のプロジェクト提案で予算確保
ボトムアップに応募 邑南町からの補助金活用は、各エリアの特色を生かしながら、例えばソバを栽培している地区であれば、蕎麦店をやってみる。パンを作る職人さんがいる地区では、パン店を始めてみるなど、地域(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (34) 島根県邑南町「日貫一日」(上) 赤い石州瓦の里山集落で暮らしを体験
古民家宿の場所は島根県邑南(おおなん)町で、同町の中心市街地から車で西に約15分の日貫(ひぬい)地区にある。途中、段々畑が連なり、美しい里山の光景を見ることができる。伝統的な赤瓦の家が点在し、豊かな緑との(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (33) 奈良県橿原市「大和八木ゲストハウス笑顔」(下) 地域の人脈が開業への助けになった
NPOの協力があった 末田さんはゲストハウスづくりのための物件探しが、一つ目の関門だったそうだ。クリアできた理由は、NPO法人八木まちづくりネットワークの協力があったからだという。同NPOは八木の歴史的資(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (32) 奈良県橿原市「大和八木ゲストハウス笑顔」(上) 現代とレトロが交差するエリアでの挑戦
南大和の重要拠点だった 奈良県の中央部に位置する橿原市の八木町で、昨年、古民家宿に泊まってきた。橿原市八木町は、古くから奈良盆地を南北に結ぶ幹線道の下ッ道と東西に走る横大路の交差する辺りを中心に発達し(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (31) 番外編 民間による補助金で古民家宿の促進へ
宿を目的に古民家修繕 全国で古民家への関心は高まるものの、リノベーション費用が想定以上にかかり、二の足を踏んでしまう人も少なくない。そこで助かるのが補助金である。来年の24年4月までに、古民家を活用して(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (30) 愛媛県内子町「内子晴れ」(下) 魅力的なまちづくりは一日で成らず
内子町のファンづくり 山内さんによると、内子町へやって来るゲストのほとんどが旅行の通り道で、例えば九州に抜ける際などグーグルマップで偶然見つけて立ち寄るパターンが多い。古い街並みが残っていることす(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (29) 愛媛県内子町「内子晴れ」(中) 地域をつなぐ宿を目指し
移住者も修繕に参加 山内さんはコンセプトを「自分の好きな地域をどれだけ紹介できるか」とした。もともと宿のきっかけは、地域おこし協力隊として赴任した山奥に、街中の宿から送客できないかと思ったからだ。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (28) 愛媛県内子町「内子晴れ」(上) 四国の人情に触れて、住みたくなった
和ろうそくの故郷 内子町の市街地の一角に「内子町八日市護国伝統的建造物群保存地区」があり、約600メートルにわたって一級品の豪華な古民家が建ち並んでいる。その入り口辺りに今回紹介する古民家宿の「内子(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 27 長野県辰野町「古民家民宿おおたき」(下) つながりを大事にする生活を目指し
紹介してもらえた 大瀧さんの建物の前の持ち主が地元の大地主で、幸い顔が広く、近隣の方々を紹介してもらってラッキーだったと振り返る。またリノベーション工事をしているとき、通りがかった年配者が「面倒見(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 26 長野県辰野町「古民家民宿おおたき」(中) 宿の開業に向けてリノベを進める
レトロを訴求ポイントに 1年半の古民家探しの中で、大瀧さんは後半には民宿をやろうという気持ちに変わっていった。そこで改修工事については、宿を前提に進め、古民家の雰囲気を大事に残すことにした。風呂場(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 25 長野県辰野町「古民家民宿おおたき」(上) オーナーが三角の大屋根にほれて
辰野町が急浮上 大瀧さんは、リタイア後を視野に、14年から1年半ぐらい古民家の情報を集め、実際に何度も地方に足を運んだ。初めて辰野町に来ることになったのは、空き家情報で見た三角の大屋根の形が気に入っ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 24 高知県大豊町「みちつじ」(下) コロナ禍を乗り越えて
外国人に人気の理由 多くの外国人旅行者が訪れ、その中で最も多いのが欧米人。やはり秘境好きな人が多かった。次いで、アジアからのゲストだ。県境を越えて徳島県側に大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)や祖谷渓(い(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 23 高知県大豊町「みちつじ」(中) 宿でかつての山の暮らしを感じる
すべてを自身で取り組む 古民家宿への改修工事初期段階では、先代の家主さんの残置物処分が大変だったという。軽トラックに積み込んで、廃棄物処理をしていった。奥の部屋が一番まともな状態だったので、そこに(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 22 高知県大豊町「みちつじ」(上) 自然の中で子育てするため移住
コロナ下でも健闘中 限界集落自治体の高知県大豊町、その山奥の小さな集落へ東京から移住して、古民家宿を営む安達大介さん。近隣には古民家の空き家も多いという。移住したのは約10年前だ。コロナ禍前は、世界(続く)