全国まち・住宅・不動産 記事一覧
全国まち・住宅・不動産
全国各都道府県で話題となっているまちづくりや住宅・不動産事情を紹介する『全国・話題のスポット』。各地の新名所にスポットを当てます。地域特性を生かしたまちづくりや活性化への取り組みが進んでいます。
(財)日本不動産研究所の協力を得て、現地リポートの形で連載します。
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全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 日本不動産研究所(53) 東京都 再開発進む「大丸有」地区 「広がり」と「深まり」を 日本の表玄関 歴史息づく最先端都市
千代田区大手町・丸の内・有楽町地区(以下、「大丸有地区」)は、東京駅丸の内赤煉瓦駅舎と皇居の間に立地する約120ヘクタールの日本を代表するビジネスセンターである。丸の内地区は、明治21年公布で最初の都市(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 日本不動産研究所(52) 東京都湾岸エリアのマンション 復権へ向けて再始動 不安心理対応 防災、商品企画を強化 市場のけん引役期待
タワーが立ち並ぶ 地方から東京に来て初めに驚いたことは、3~5分程度の間隔で運行する電車に走り込む人の流れであり、もう1つは超高層建築物の多さであった。田舎者丸出しと思われるかもしれないが、つい(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 日本不動産研究所(51) 福島県 県民性を象徴する会津若松 生真面目さと忍耐強さ 会津戦争後と現在 状況は酷似
あの日から一変 11年3月11日午後2時46分、あの日、あの時を境に福島の置かれる状況は一変した。 地震、津波は多くの人命を奪い、東電福島第1原発事故による原子力災害は、美しい「ふくしま」の様相を一変させ、(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 一般財団法人日本不動産研究所(50) 仙台市賑わう歓楽街、国分町 復興の街の「オアシス」 新ビル稼働復活へ期待高まる
国分町は、宮城県仙台市にある東北地方随一の歓楽街である。東北新幹線仙台駅からは北西方向に徒歩で約20分、市営地下鉄勾当台公園駅と広瀬通駅からは、歩いて5分足らずでその中心部に至る。 夏に七夕祭(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 日本不動産研究所(49) 岩手県人口増、盛岡市の開発地区 震災機に一変、転入超に 盛南開発地区 県内最大の商業施設も
次代の都市機能集積 盛岡市の人口は、11年3月11日の東日本大震災まで減少傾向が続いていたが、震災を機に状況が一変した。沿岸部などからの移転流入により12年3月1日現在の推計人口は29万9618人となり、1年前より1(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 日本不動産研究所(48) 山形市 郊外で塗り変わる商業地図 区画整理で進む街づくり 勢い鈍り近隣型への転換も
旧来型と新興地域 山形市では、商業地といえば江戸初期の最上家57万石の時期に形成された七日町を中心とする旧来からの商店街で、「みずの町屋 七日町御殿堰」や「山形まるごと館 紅の蔵」などの歴史の趣のある(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 日本不動産研究所(47) 秋田県大仙市大曲通町地区の再開発 人口減少、高齢化では先進地域 医療、健康福祉の拠点に
病院の郊外移転 10(平成22)年国勢調査において、秋田県の人口減少率は前回調査(05年)に対しマイナス5.2%となり、減少率は全都道府県で1位となった。また、高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)では29.6%と、こ(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 日本不動産研究所(46) 青森県「田んぼアート」の田舎館村 稲作体験ツアーで集客 収穫量日本一の実績背景に
肥沃で平たんな農地 青森県南津軽郡田舎館村(いなかだてむら)は、穀倉地帯である津軽平野の南部、弘前市と黒石市の中間に位置し、人口8356人、世帯数2568世帯(住民基本台帳、12年2月末現在)である。八甲田連峰や白(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット 一般財団法人日本不動産研究所<45> 愛媛県「まちづくり先進地」内子町 町並み保存と内子座 「ミシュラン」で海外からも
出発点は75年頃に 今や「まちづくり先進地」として全国的に知られるようになった内子町。その出発点は75(昭和50)年頃からの八日市・護国地区の町並み保存運動が出発点となった。 八日市・護国地区は、松山(中予)(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(44) 高知県 地震に備える沿岸部
東日本大震災の影響 何度も受けた被害 東日本大震災と巨大津波の映像は、高知県の人々にも大きな衝撃と影響を与え、人々の防災意識を改めて高めるとともに、住む場所に対する意識にも変化を生じさせた(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(43) 徳島市 中心市街地活性化の歩み
日本の地方都市は、どこに行っても似たような「まちづくり」で面白みに欠けると言われて久しい。まずは「箱」がないと、というのも分かるが、そこに街やその地域特有の文化を取り入れないことには本当の活性化(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(42) 香川県 再開発進む高松市 竣工間近、G街区への期待
100年先を見据えて 高松丸亀町商店街は、高松中央商店街(8つの商店街からなる総延長約2.7キロのアーケード商店街で、日本一の長さを誇る)の中心的な商店街である。南北に伸びる商店街は延長470メートルあり(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(41) 山口県 新空港に期待高まる岩国市
広島県から人を呼び込む 需要見込み「再開港」 岩国市は広島県との県境寄りにあるため、広島市への通勤者・通学者は多く、また、買い回り品や専門品を求めるため広島中心部へ足を運ぶ人たちは多い。し(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(40) 岡山県 岡山都市圏の『商業戦争』
バブルの時は、都市間競争とよく言ったものだが、今はまさに広域都市圏競争へと駆り立てられている。背景は、首都圏を基盤とした大手資本の論理がある。しかし競争こそは市場の原理というがいつまでも市場とい(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(39) 島根県 特例市になる松江
『身の丈再開発』を実践 温泉生かして活性化図る 合併構想は成就 松江市は宍道湖と中海をつなぐ大橋川により南北に区分され、それぞれ「橋北地区」「橋南地区」と呼ばれている。 人(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(38) 鳥取県 『美しい村』智頭町
宿場町と伝説の集落と 鳥取県智頭(ちづ)町は、人口約8000人、面積の90%以上を山林が占め、杉、檜の産地として古くから知られる林業の町で、中心部は、古来より宿場町として栄えている。鳥取県の南東端で、(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(37) 広島市 変わる広島駅周辺
駅舎の大規模改修 広島市では、都心活性化のための中長期的課題として、「広島駅周辺地域との機能連携」が検討されてきた。近年、広島駅周辺開発がようやく進展し、09年にマツダスタジアム(広島市民球場)の(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(36) 福井県 福井市の住宅事情 日本不動産研究所
再開発で市街に人口戻る 郊外、区画整理で機能集積 お江と福井 11年のNHK大河ドラマの主人公であるお江は、母・お市の方とともに、福井とゆかりのある人物である。お江が福井滞在時に住んだとされる北の庄城(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(35) 富山県 再開発が進む富山市中心部
県内最大の商業地で 富山市は、国から07年に中心市街地活性化基本計画の第1号認定を受け、中心部における『にぎわい創出』や『居住推進』により、コンパクトな街づくりを進めている。こうした中、JR富山駅の南方1(続く) -
全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(34) 石川県 市制に移行した野々市 区画整理が発展の基盤
41年ぶりに単独で 「加賀百万石」の歴史観光都市・金沢。その中心部から南西へ車で20分ほどでコンクリート打ち放しとガラス張りの近代的な建物が目に入る。 日中は、コの字型の形状を生かして配置された南向き(続く)