日本政策投資銀行(DBJ)は4月26日、東京・丸の内にある丸の内パークビルディングに対し、「DBJ グリーン ビルディング認証」を実施し、ビル所有者の三菱地所に対し融資を実施したと発表した。
日本政策投資銀行では、ビルの環境性能や防災・防犯、様々な社会的要請に配慮した不動産(=グリーンビルディング)の普及促進を目的に同認証制度を創設。独自開発のスコアリングモデルにより評点化を行い、不動産を選定・認証するもの。認証取得物件に対して、より積極的な財務支援を行うという。今回の認証は、同制度に基づく第1号案件となる。
認証を受けた同ビルは、(1)最新技術を駆使した優れた環境性能、(2)広場や美術館併設などゆとりや文化を発信しオフィスビル以上の価値を生み出している、(3)フィットネスクラブや商業ゾーンにより極めて高いアメニティをテナントや周辺に提供している、(4)テナントに対する環境保全の啓発活動――などが高い評価を得て、最高ランクの評価「プラチナ」を付与された。
同ビルは延床面積約20万5000平方メートル(三菱一号館含む)、地下4階・地上34階建て、2009年4月完成。
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