国土交通省の調査によると、10月の住宅着工戸数は、前年同月比5.8%減の6万7273戸だった。2カ月連続の減少で、10月としては過去2番目の水準。季節要因を調整した年率値は77.4万戸。2カ月連続の70万戸台となった。これについて、国交省は「8月までは持ち直しの動きが見られたが、厳しい雇用、所得環境などにより低い水準となっている」と話している。
利用関係別に見ると、持家、分譲戸建て、貸家は前年同月比で2カ月連続の減少。持家は前年同月比8.1%減の2万5581戸、分譲戸建ては同1.2%減の9530戸、貸家は同8.9%減の2万2904戸だった。特に貸家は、10月として過去最低の水準だった。一方、分譲マンションは、同7.5%増の8775戸。2カ月ぶりに増加した。