旭化成ホームズは4月1日、災害に備える機能を強化した戸建て住宅「へーベルハウス そなえのいえ」を発売した。太陽光発電装置とリチウムイオン蓄電池をセットにしたエネルギー自立供給システムを装備し、火災への備えを強化する設計提案を行った。
容量7・2キロワット時の蓄電池と、太陽光発電システム(2階建プロトタイプ3・94キロワット、3階建2・95キロワット)をセットにした。災害時には、日中は太陽光発電から、夜間は蓄電池から最低限の電源を確保できる。また、6つの運転モードを備えた。安価な深夜電力を充電して日中に使用して太陽光発電による余剰電力を売電するモードや、CO2排出量削減を優先するモードなど。同エネルギーシステムを導入した場合、年間光熱費を約3分の1に低減できるという。
既存のへーベルハウスに対しても、旭化成リフォームを通じて供給していく。新築については同社40周年記念の特別価格として260万円で提供する。
火災への備え強化としては、延焼を防ぐためファサード面の外周袖壁や、ベランダを囲う二重壁を設置する。
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