三鬼商事が2月7日発表したオフィスビル市況によると、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率は前月比0.11ポイントダウンの8.56%に改善した。空室率低下は2カ月連続。既存ビルの空室率が同0.14ポイントアップの8.12%に上昇したものの、新築ビルが同5.71ポイントダウンの24.21%に大きく改善した。企業の合併や5区以外からの借り換え移転、館内増床などに伴う成約の動きが見られ、1カ月間で空室面積が約6100坪減少した。
1月は4棟、延べ床面積合計約3万1000坪の新築ビルがおおむね高稼働で竣工したことに加え、募集面積を残していたビルが既存ビルの区分にシフトしたこともあり、新築の空室面積が減少した。
また、1月末時点の平均賃料は1万6554円で、前年同月比2.16%下落、前月比0.11%下落だった。
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