国土交通省は6月10日、14年4月の建設工事受注動態統計調査をまとめ、発表した。
4月の受注高は5兆6701億円で、前年同月比17.3%増となった。このうち、元請け受注高は3兆9815億円(同26.1%増)、下請け受注高は1兆6887億円(同0.8%増)だった。
元請け受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆3387億円(同89.0%増)、民間などからの受注高は2兆6428億円(同7.9%増)。政府の言う、14年度予算の切れ目のない執行が進んでいることがうかがわれる。
業種別にみると、総合工事業が3兆7460億円(同22.2%増)、職別工事業が6127億円(同6.2%増)、設備工事業が1兆3115億円(同10.2%増)で、総合工事業と職別工事業は2カ月連続、設備工事業は11カ月連続で増加した。
民間などからの受注工事を工事種類別にみると、多いのは「住宅」が1363億円、「工場・発電所」が1114億円。発注者別・工事種類別にみると、不動産業の「住宅」が1246億円、サービス業の「医療・福祉施設」が791億円の順となっている。