国土交通省は7月10日、14年5月の受注動態統計をまとめ、発表した。
5月の受注高は5兆6741億円で、前年同月比6.9%増となり、6カ月連続の増加となった。このうち、元請け受注高は3兆8409億円(同8.9%増)、下請け受注高は1兆8332億円(同2.8%増)だった。
元請け受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆1486億円(同15.4%増)、民間などからの受注高は2兆6923億円(同6.4%増)。
業種別にみると、総合工事業が3兆5605億円(同2.7%増)、職別工事業が6713億円(同1.5%減)、設備工事業が1兆4423億円(同24.2%増)で、総合工事業は3カ月連続、設備工事業は12カ月連続で増加したが、職別工事業は3カ月ぶりに減少した。
民間などからの受注工事を工事種類別にみると、多いのは「住宅」が1069億円、「工場・発電所」が879億円。発注者別・工事種類別にみると、不動産業の「住宅」が979億円、製造業の「工場・発電所」が728億円の順となっている。