国土交通省は7月11日、都市公園内の安全管理の強化を図るため、遊具の安全確保に関する指針を改訂し、発表した。
遊具指針は02年に作成され、08年に一部を改訂したが、都市公園の遊具について、最近では健康器具系施設や運動能力・バランス能力が要求されるものが増えており、子どもが遊ぶと挟まり事故を起こす可能性のあるものや、チャレンジ性の高い遊びができ、子どもには魅力的だが、一方でけがなどのリスクが高いものなどについて注意を促す必要が出てきた。
改訂指針は、健康器具系施設はそもそも大人のためのものであり、子どもが遊ぶ施設との混在を避けること、チャレンジ性の高い遊具については、衝撃緩和のための適切な対策を講ずることなど、公園管理者と子ども、保護者や地域住宅との間で遊具の共通認識を持つよう示した。
また、遊具の安全確保に関する技術などを公園管理者が蓄積、共有すること、遊具の改修、更新などの考え方を充実すること――などが新しく盛られた。
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