国土交通省は9月10日、14年7月の受注動態統計をまとめ、発表した。
7月の受注高は6兆6095億円で、前年同月比8.3%増となり、8カ月連続の増加となった。このうち、元請け受注高は4兆6057億円(同9.9%増)で5カ月連続の増加、下請け受注高は2兆38億円(同4.8%増)で先月の微減から再びの増加だった。
元請け受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆7097億円(同24.1%増)で16カ月連続の増加、民間などからの受注高は2兆8960億円(同3.0%増)で4カ月連続の増加となった。
業種別にみると、総合工事業が4兆3149億円(同9.5%増)、職別工事業が7336億円(同5.0%増)、設備工事業が1兆5610億円(同6.7%増)で、総合工事業は5カ月連続、設備工事業は14カ月連続、職別工事業は2カ月連続で増加した。
同省総合政策局建設経済統計調査室では、「公共、民間とも引き続いて堅調な動きとなっている」と分析している。