国土審議会はこのほど、将来の日本の国土のあるべき姿を示す「国土形成計画」の改定(第二次国土形成計画)にあたり、中間整理案を公表した。
その中で、国土の「基本構想」として挙げられたのが、「対流促進型国土」。地域間の人・モノ・カネ・情報などの双方向の流れが重要で、その実現が「日本の活力の源泉」であるとした。国内の地域間の対流と共に、各地域と海外との対流の重要性も明記。更に、「単なる平面的な二地域間交流だけでなく、広がりのある立体的で重層的な対流」の促進も重要だとしている。
同審議会では、年内に中間整理を行い、15年夏ごろをめどに最終報告を取りまとめる方針だ。