住友林業は10月20日、子会社のスミトモ・フォレストリー・シンガポール社(SFS社)を通じて、ベトナム社会主義共和国のアンクオン・ウッドワーキング(AC社)と資本業務提携を締結した。
AC社は同国最大の内装建材流通・加工会社。住友林業は同国市場で素材調達から住宅建設までのサプライチェーンの構築のほか、両社の商品を互いの販売網を生かして輸出・販売拡大することが狙い。同国では近年、所得の向上により若い世代の住宅購入意欲が高まる傾向がみられ、特に都市部では核家族化が進行して世帯数も増加しているため、住宅需要が高い水準で推移すると見られている。住友林業は「木質内装建材の需要も伸長することが見込まれ、AC社と共に新たな需要を獲得する」としている。
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