LIXILは19年3月をめどに、持続可能な衛生ソリューションシステム「グリーントイレシステム(GTS)」の技術をケニアの民間企業であるエース・エンバイロメンタル・コンサルタンシー社(ACE社)に譲渡する。今回の譲渡は、LIXILが掲げる目標「2020年までに世界で1億人の衛生環境を改善する」の達成に向けて実施するもの。
GTSはLIXILが約10年かけて開発した、水を使用せずに安全に排泄物を処理し、肥料として再資源化するトイレシステム。ACE社は東アフリカ地域で農業排水の浄化やグリーンエネルギーの創出などの実績を持つ。また、両社は過去2年間、GTSの実証実験をケニアで協働してきた。
こうした経緯を踏まえ、LIXILはGTSに関する設計図や技術、販売権利などすべての権利をACEに譲渡。譲渡後はACE社がGTSの事業展開を進めていく。
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