国内外の企業や不動産に投資するマーチャント・バンカーズ(東京都千代田区)の子会社MBKブロックチェーン(同住所)は、Interakt(東京都渋谷区)と共同開発している「不動産取引プラットフォーム」を2021年2月下旬にリリースする。現段階では通常のウェブベースのシステムとなっているが、マーチャント・バンカーズが運営受託しているエストニア国の暗号資産交換所と連携し、暗号資産でも法定通貨でも売買代金を決済できるようになっている。同プラットフォームは今後、ブロックチェーン技術を搭載した機能に刷新していく。
海外の投資家が同プラットフォームに掲載された日本国内の物件を閲覧し、来日後に内見した後に買付証明書を提出して手付金を支払う。母国に帰国後にローンの申請や承認を得て正式契約し、購入代金を決済する際に活用できる。今後、VR(仮想現実)画像も搭載し、海外の投資家が来日しなくても遠隔で内覧できるようにシステムを改定していく。