国土交通省と環境省は10月13日、優れた脱炭素型の都市の開発事業を表彰し、都市部における脱炭素型の都市づくりを促進することを目的に「脱炭素都市づくり大賞」を創設。23年度の同賞の募集を同日より開始した。締め切りは11月28日。
対象は国内で事業完了又は概ね5年以内に事業完了見込みの開発事業の中で、①事業の区域において電力消費に伴うCO2排出ゼロを実現しているか、30年度までに達成する計画であること、②省エネやエネルギーの効率的な利用により相当規模の脱炭素効果が見込めるなど優れた脱炭素型の都市開発であること––のいずれかを満たすもの。
同賞のうち、まちづくりGXの取り組みとして特に優れたものについては「国土交通大臣賞」として表彰していく。
7月に行われたG7都市大臣会合では都市緑地の確保に向けた市場環境整備が必要であるとのとりまとめが図られ、同月に閣議決定されたGX推進戦略では「脱炭素に資する都市・地域づくりの推進」が掲げられた。国交省では同賞創設により、まちづくりGXの取り組みを一層推進していく。