政策

「グリーンインフラ実践ガイド」を公表 国交省

 国土交通省は10月16日、地方公共団体を始めとした多様な地域主体に向けて、行政計画へのグリーンインフラの位置づけや、官民連携・分野横断による事業の実施手法等のプロセスを豊富な事例と共に分かりやすく示した「グリーンインフラ実践ガイド」を公表した。

 同ガイドではグリーンインフラの基本的な考え方や主な取り組み、まちづくり、公園、道路、河川、港湾、海岸などの様々な場面における実践のポイントを解説している。

 住宅・商業地においては東京都町田市の商業施設・都市公園開発の「南町田グランペリーパーク」、東京都杉並区の団地建替えの「シャレール荻窪」、東京都武蔵野市のマンション建設の「プラウドシティ武蔵野三鷹」、大阪府枚方市のエントランス改修工事を図った「香里団地」、茨城県つくば市の公務員宿舎跡地のマンション開発「デュオヒルズつくばセンチュリー」などの事例を挙げ、緑地空間の活用、生物多様性の構築などによる良好な生活空間の創出に向けた取り組みを示している。