住まい・暮らし・文化

積水ハウス 事業創造に取り組む新会社を設立

 積水ハウスは2月1日、新会社「積水ハウス イノベーション&コミュニケーション株式会社」(積水ハウスイノコム)を設立した。新会社設立によって、グループの技術、顧客基盤、データ、人材を活用したオープンイノベーションの更なる推進や人材育成を目指す。

 グループの技術力、施工力、顧客基盤を最大限に活用しつつ、企業、地方自治体、教育機関などの外部パートナーとの協業による価値創造を加速させるため、人材、資金、施設の3要素を整備する。新たな技術・サービスやビジネスモデルの事業化の支援のため、4月にコーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンドを設立する。更に、今秋には「赤坂グリーンクロス」(24年5月竣工予定)内に、産官学が集う価値創造の場となるオープンイノベーション施設「イノコム・スクエア」を開設し、新会社が運営を担う予定。

 同社は長期的な成長に向け、21年に社員からアイディアを募り事業化を目指す、全従業員参画の創発型表彰制度「SHIP」の整備を推進してきた。未来を変革する事業を創出し、「住まいと暮らし」にまつわる社会課題の解決の実現と共に、事業創出を通して新会社と関わる人材の価値向上を目指す。