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大和ハウス、静岡・菊川市と地場の施主とZEB推進へ協定締結

 大和ハウス工業6月28日、静岡県菊川市(長谷川寬彦市長)及び同県内で産業用機械、工具、OA・FA機器の販売を手掛ける佐野(静岡県袋井市、佐野太亮社長)の持ち株会社と、「菊川市のZEB化推進等に向けた連携協定」を締結した。

 同市内における建築物のZEB化推進と木材利用促進に向けたもの。今後、三者は、佐野のグループ会社の新事務所に同市産材を積極的に使用するほか、同社グループ事務所を菊川市が開催する施設見学会に活用する。また、大和ハウス工業は、同市が開催するZEBセミナーや勉強会へ無償で講師を派遣するといった取り組みを進める。

 菊川市は50年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を23年2月に宣言。今年3月には「地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定するなど、ZEB化推進を掲げている。また、の佐野は、カーボンニュートラルへの取り組みの一環として、同市内の営業所の移転・新築の施工を大和ハウス工業に受託し計画しており、同市初の「ZEBリーディング・オーナー」の登録を予定している。