阪急阪神不動産は一住戸単位での物件取得からリノベーション、施工管理までトータルプロデュースする買取再販事業『Styles』を推進しているが、このほど、分譲マンション「ジオ阪急千里山田センターウィング」(大阪府吹田市)の1室で、ZEH水準を満たす省エネ改修を行い、リノベーション済住宅として販売を開始した。省エネ基準を上回る断熱等性能等級(断熱等級)5、かつ1次エネルギー消費量等級6に関する基準をクリアすることでZEH水準を満たした。専有面積71.16平方メートルの3LDKで、販売価格は4780万円(税込)。
外気に面する壁面に断熱材を付加することにより、外気温の影響を受けにくくし、冷暖房のエネルギー損失を削減。熱の出入りが多い全窓にLow-E複層ガラスの内窓を採用し、特殊金属膜を室外側のガラスに施すことで、一般複層ガラスと比較し約1.5倍の断熱効果を発揮する。
省エネ効率の高い水栓、高断熱浴槽、エコシャワー、節水トイレ、LED照明も採用した。住宅設備等にかかる1次エネルギー消費量は改修前と比較して約17%削減され、目安光熱費は年間約3万2000円の削減が見込まれるという。
同社が住宅省エネルギー性能証明書を発行することで、購入者は住宅ローン減税や贈与税非課税の優遇措置を受けることができる。