大和ハウス工業は12月2日、群馬県太田市(清水聖義郎市長)と「災害発生時における支援協力に関する協定書」を締結した。
今年3月に竣工したマルチテナント型物流施設「DPL群馬太田」におけるもの。地震などの災害発生時に、応急対応を円滑に遂行するため、トイレなど施設の共用部分や敷地内駐車場を一時避難所として近隣住民に提供するほか、支援物資の一次保管や集積場所としての活用などを予定している。
同施設は、北関東自動車道「太田桐生IC」から約3.2キロに位置する産業団地「太田リサーチパーク」内に所在する敷地1万6697.35平方メートルに建つ延べ2万830.94平方メートルの2階建て。関越自動車道「高崎JCT」や東北自動車道「岩舟JCT」、上信越自動車道「藤岡JCT」などへも短時間でアクセスでき、首都圏や関東への物流中継拠点としても利便性が高い。
同社はこれまで全国17の自治体と協定を締結しており、住民の一時避難場所などとして活用している。