三井不動産(東京都中央区)と鹿島建設(東京都港区)は2月25日、神戸製鋼所 (東京都品川区)が国内で初めて商品化した低CO2高炉鋼材 ”Kobenable Steel”を「日本橋本町M-SQUARE」(東京都中央区日本橋)の新築工事に採用すると発表した。「日本橋本町M-SQUARE」は地上12 階地下1階建ての事務所・店舗ビル。延べ床面積は1万4222平方メートル。竣工は2025年11月を予定している。
ビル建設においても脱炭素化に向けた取り組みが求められており、使用される鉄骨についても製造時のCO2排出量が少ない製品へのニーズが高まっているという。
”Kobenable Steel”は従来の品質を維持したまま、低CO2鋼材の提供を可能にしたもの。今回の物件では鉄骨の一部に採用する。これにより、一般的な鉄骨を使用した場合の建設時CO2排出量と比較して、約800トン-CO2の削減(今回物件工事によるCO2排出量を約5.4%削減)を見込む。